見出し画像

「六瓢息災(無病息災)むびょうそくさい」からの「ノギス」

理科系夫の友人のSさんから頂いたお菓子。

「六瓢息災」
むびょうそくさい、と読む。

ひょうたんの柄がめでたい
俳画家の藪本積穂氏が描いた

これは「無病息災」に
6つのひょうたんを掛け言葉として使っている。

六揃いの「六瓢箪(むびょうたん)」は、語呂合わせから「無病息災」の縁起物とされてきました。

廣尾 瓢月堂のサイトより

長寿に健康を重ね合わせたネーミングである。

ひとつひとつ、昔ながらの手作り。

商品説明


箱を手に取ると、コンパクトでありながら、どっしりとした重さを感じる。

行儀よく並んでいる。

ビスキュイで木の実や蜜漬けのしょうがを挟んだ個包装のお菓子と聞いたが。


大きさがわかるように、横に500円玉を置いてみた

うーん、これじゃわかりにくいかな?
開けてみよう。

本当に一口大だ。
これはいちじく味。
ほかにチョコレートや期間限定のレモンジンジャーもある。

いちじくのドライフルーツをラム酒ベースのシロップに漬け込み、そこにレーズン、アプリコット、クランベリー、パイナップル、りんご、レモンにオレンジなど酸味のある7種類のドライフルーツを合わせ、ビスキュイでサンドしました。

廣尾 瓢月堂のサイトより

おおー。
こんな小さな中に
いろいろなものが詰め込まれているようだ。

いただきます(理科系夫のこだわりのコーヒー)


イチジクのプチプチした感じが良いアクセントだ。
ビスキュイが固いかと思ったが、口にすると程良い硬さ加減。

ちょっと上質なコーヒータイムとなった。

ーーー

理科系夫「(贈ってくれた) Sさんの奥さんのお父さん(80歳代)がこの六瓢息災が大好きなんだって」

あつこ「そうなの?確かに小さくても味が深いものね」

理科系夫「歯が悪くても、食べられるお菓子だから、と聞いたよ」

あつこ「確かにおせんべいなどと違って、歳を重ねた方にも食べやすいね」

理科系夫「あつこさんのお母さんにどうぞって言ってたよ」

あつこ「ああ…。」

95歳になる実母は、今、有料老人ホームにいる。
硬いものが食べられなくて薄いものや柔らかいものを選んで持っていっている。
すっかり歯が弱ってしまったのだ。

あつこ「よくわかってらっしゃいますね。
そこまで気にかけていただいてありがとうございます」

理科系夫 (にこにこ)

あつこ「Sさんによろしくお伝え下さいね」

本当にありがたいことだ。

ーーーー

理科系夫「ところで、さっき大きさをわからせるように500円玉を横に置いていたね」

あつこ「うん、まあ、それしか考えつかなかったし」

理科系夫「それじゃあ分かりにくいでしょう」

あつこ (……まさか?)

理科系夫は自分の部屋に行ったかと思うと、手にあるものを持って帰ってきた。


出た!

ついに出てしまった。
理科系夫のノギス。

理科系夫「縦と横、どちらも30だね」


理科系夫「えーと、厚さは24」

あつこ「ソウデスカ」(棒読み)

理科系夫「数字で聞くと、よくわかるでしょ」

あつこ「ソウデスネ」
(実際に測るのはあなただけ)

そういえば、ノギスでこんなこともあったのだ。

(No.6さんから指摘をいただきました。理科系夫は単位をミリで話しています。
しかも数字だけです。ミリが常識だそうです。
助六さん、ご指摘ありがとうございます。
文系の私の頭の中で勝手にセンチに変換されていました)

ーーー

一口大で、
常温保存もできて、
贈り物としてポイントが高い。

生姜が入っていて体に良さそうだ。
ちょっと小腹が空いた時にオススメである。

中目黒のお店のほかに
東京駅でも手に入る。


ーーー
母に持っていったところ、
小さいのでその場で食べられて
(めっきり少食なので)
喜んでもらえた。

心がほんのりあたたかい。

週に1回は会いに行くようにしている。
老人ホームに入ったといっても、
娘にとって介護の日々が続いているのだ。

家に連れて帰ってあげられないけど。


(Sさん、奥様、ありがとうございました。
母にもっていくものも、ワンパターンばかりで困っていたところでした)




投稿数が1500を超えているため「あつこのnoteの歩き方」を説明しています。 https://note.com/atsuko_writer55/n/n30e37e8ac4dc マガジンをフォローして、もっとあつこのnoteを楽しんでくださいね。 noteのお友達、大好きです!