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駐妻に人気のシンガポール土産


シンガポールに住んでいるあつこの友人、ともちゃんが日本に一時帰国した。

ようやくコロナ禍のダメージから立ち直ろうとしている日本。

ともちゃん「観光先として、日本はとても人気があるのよ。成田行の全日空便は満席だったわ」

ともちゃんは、シンガポールに住んで5年になる。
お土産持参で我が家に遊びに来てくれた。

ともちゃん「これなんだけど、現地の駐妻がお土産用にたくさん購入して、品薄になったのよ」

あつこ「駐妻?」

ともちゃん「駐在員妻のこと。シンガポールには日系人も多いから。
まぁ、1番多いのは中国系だけどね。」

小さな木の箱に色鮮やかに絵が書いてある。
シンガポールと言えば、マーライオン。

木の箱ができちっとパッケージしてある

紅茶だ。

ともちゃん「体裁がいいし、きちんとパッケージしてあるから、日本へのお土産にいいって」

あつこ「へえー」

ともちゃん「絵がきれいでしょう。マーライオンの他にも違う柄もあって」

マーライオンが、ラズベリーティー。
ご婦人たちの絵が描かれているのは、アールグレイティーだ。

ともちゃん「たくさん買っても重くないし。そこまで高くないからうってつけなの」

あつこ「そうなのか。たしかに軽いのはポイントだね。運ぶの大変だから」
ーーーーー

ともちゃん「気を使う人には、ちょっと値段がはるんだけれども、ラッフルズホテルのカヤジャム」

あつこ「カヤジャム?」

最近、ふきんの話をしていたので、カヤふきんが頭に浮かんでしまう。

ともちゃん「それは蚊帳でしょ。そうじゃなくて。」

ともちゃん「カヤとはインドネシア語で「豊かな」という意味。
カヤジャムは、砂糖、卵、ココナッツミルク、パンダンの葉から作られて
体にも良いと言われてるの。

でも、現地では安いものから高いものまでいろいろなカヤジャムがあって。お安いものは正直勧めない。
日本人の大事な人にあげるなら、ラッフルズホテルのカヤジャムがいい」

ラッフルズホテルとは、100年以上の歴史がある有名なホテルだそうだ。

あつこ「いいなー。泊まりたいなー」

ともちゃん「カリカリの薄いトーストに、このカヤジャムを挟んで食べるとほんとおいしいよ。伝統的な朝ご飯だね」

あつこ「うわー、食べる!ありがとう」

ーーー
ともちゃん「あとはおまけ的なお土産」

ともちゃん「石けん。白檀の香りがするの。ちょっと強いけどいい香りだから使ってみて」

確かに花のような香りがする(でも白檀なんだよね?)

ともちゃん「うちの夫にも使わせてるから、風呂上がりにはこの香りがしてる」

あつこ「うわーーー」

ともちゃん「だって別々に買うの面倒でしょう」

理科系夫にこの花の香り…。
うーん、想像できるような。できないような。
面白そうだからやってみようかな。

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ショッピングバック

ともちゃん「シンガポールにこんな町並みのところがあって有名なの」

よく見ると、このバックの作り。
シュパットに似てる。というか同じだ。
両端を引くと、ぱっとたためるタイプのバック、シュパット。

うーん、日本のものをまねしたのか、昔からよくあるものなのかはよくわからない。

ーーーー
ともちゃん「あと、お子様向けにシンガポール柄のバンドエイド」

ともちゃん「あれ?このバンドエイド韓国で作ってる」

あつこ「あるあるだね!(笑)
でも子供が喜びそうな柄だね。
こんなにたくさんありがとう。
ちょっとだけシンガポールに行ったような気になったよ」

ともちゃん「そういってもらえるとうれしい」

ーーー

お土産選びに大事なのは、相手のことを思いやる気持ち。
そうはいっても選ぶのって大変だから。

体裁の良いもの、
おいしいもの、
面白いものを
組み合わせるのがポイントだ。

そして受け取る側の心得。
万が一お土産が気に入らなかったとしても、
買ってきてくれた気持ちに
お礼を言おう。

もう少し状況が良くなったら、
シンガポールに出かけたい。

カヤジャムを挟んだトーストを
ラッフルズホテルでいただきたいものだ。

ともちゃん、どうもありがとう。
あつこは君がいてくれて幸せだ。

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