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片手で持つハンドル〜 片手で肩を抱いて

今晩、理科系夫が飲んでいたビールはこちら。

サントリー東京クラフトペールエール
柑橘系の爽やかな香り。

なになに?
「東京武蔵野天然水のビール工場謹製」
ビール工場が東京にあるのでしょうか?

理科系夫「それってユーミンの曲に出てきたでしょ」

中央フリーウェイ
右に見える競馬場
左はビール工場
この道は まるで滑走路
夜空に続く

荒井由美『中央フリーウェイ』


あつこ「ああー、あの曲ですね。懐かしい」

理科系夫「あれって、車に冷房がない時代の歌だから」

愛してるって言っても、聞こえない。
風が強くて。

荒井由美『中央フリーウェイ』

あつこ「窓を全開にして、いろんなものがバタバタバタバタいってましたね。
暑かったけれども、それはそれでドライブ気分が盛り上がった」

あつこも理科系夫も学生時代のころにはやった歌でした。
(1976年発売)

理科系夫「大学生の頃、車を持ってることがひとつのステータスだった。
中古車も多かったから、新車だとさらにグレードが上がる。
冷房がないから、話をするのは大声で」

あつこ「大学の帰りに
彼氏が車で学校の門の前まで迎えに来るのも
1つのステータスでしたね。
そんな経験がないけど」

ーーーーー

理科系夫「この歌はオープンカーだったのかもしれない。
オープンカーを乗ってるのは、スカした嫌な奴だと思ってた。
あれはアメリカのような、乾燥した真っ青な空が
どこまでも続く地方のものだろう。
(小さな声で) ボクは車持ってなかったし」

あつこ「うーん。。。。。
片手で持つハンドル、片手で肩を抱いてって言うけど、
それって危ないじゃない。危険な運転よね」

理科系夫「やっぱりオートマよりも、マニュアルが好きだ」

あつこ「いや、だから、これ危ないでしょう。片手運転だし」

理科系夫「高速道路は信号もないし、
かえって一般道路より安全だと思うよ。
きっと、そうしたかったんじゃない」

ーーーーー

理科系夫やあつこの学生時代の話。

車を持つのは、あこがれでした。
がんばって手に入れたたくさんの若者たち。

それが今や
車を持たない若者も多くなり
(車検代、保険代、車庫代、税金などの負担が大変)。
我が家もカーシェアに移行します。
時代の流れですね。

ーーーーーー

理科系夫「先輩が乗っていたのはセリカだった。
新車でピカピカだった」

あつこ「車の名前ですね。
そういえば、スカジリってなあに?」

理科系夫「え?」

あつこ「車の名前・・・。
スカジリっていうのがあったでしょ。
それを男の先輩に言ったら、とっても変な顔されて」

理科系夫(・・・・・・・・・・)
「それ、スカイラインGTのことでしょ。
スカGだよ。スカジー」

あつこ「えーー。なにかお尻がかっこいい車なのかと。
すかしたお尻」

理科系夫(ひとしきり笑って隣の部屋に行ってしまう)

あんまり楽しそうに笑うので、いらっとしてしまう。
そんなに笑わなくたっていいじゃない!

44年ぶりに、間違いに気が付いたあつこでした。

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