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いよいよ、ついに、クラファン始まります。

クラファンはじめます!と宣言してから早1週間…。
ようやく、ついに、公開されることになりました!
11月26日早朝からスタートです!
公開時のサイトはこちらです。(←閲覧ができるのも明日の早朝からです。)

(すみません、何しろ初めてのことで…プロジェクト作成後に、クラファンサイト運営側によるプロジェクトの承認手続きがあることを知らなかったのです…汗。しかしその過程で、キャンプファイヤー のご担当者の方には大変お世話になりました。親切で丁寧な仕事ぶり、とても助けられました。この場をお借りして感謝!)

さて、我々陶芸作家の制作中に生まれるキズモノを直して販売する「Zen」ですから、全ては陶芸作家の方たちのお仕事の上に成り立っています。

その陶芸作家の方たちがクラファンに際して、ZenのことをそれぞれのSNSで紹介してくださった記事をここで転載したいと思います。

こうして拡散してくださることをとてもありがたく思いながら、同時に、発表しない作品(それも廃棄するもの)について陶芸作家が語ることはなかなかないと思いますので、書かれている内容についてもとても貴重なシェアだと、興味深く拝読していました。

田村 一さんのFacebookより ↓


「繕/zen」について。

貫入は生地と釉薬の収縮差によって生まれます。器を焼くと生地と釉薬は縮むのですが、貫入はその収縮差の産物です。

土物は窯出しするとちんちんと貫入の入る音がいい風情になるのですが、自分のように磁器を作っていると、基本的にこの収縮差をなるべくなくしたい=貫入をいれたくないのでこのような音はしません。
磁器がその収縮差に負けてしまったとき、 「シバリング」といってばしっという音とともに割れます。器体は薄く挽きたい、でも釉薬は厚いほうが綺麗という葛藤のなかで制作をしている磁器挽きにとって、どうしてもこれは起こってしまいます。

なのでシバリングを起こすものは実は釉薬も厚くよく溶けていて、すごく「焼き」がいいものだったりします。だからこんな感じで割れてしまった「もの」を処分するとき、すごく心が痛む…

彼女のこのプロジェクトは自分達にとっても有意義なプロジェクト。実際、このために今回送った作品はとても焼きがいいものが多いです。


伊藤 環さんのInstagramより ↓

「Zen」(繕) "クラウドファンディング!"
まさか、知人からクラファンの話しが飛び出すとは、世の中の動きを肌で感じる出来事が飛び込んで来ました。

さて、ヤキモノは焼成時に泣く泣く割れやキズが生じるのですが、そんな所謂B品を上手く活かせないかとこの仕事を始めた頃から思っていました。
しかし、ついつい目の前の仕事に追われて手付かずのまま、所謂リサイクルする事が出来ずにここまで来てしまった訳ですが、ご縁とは不思議なもので、知り合ってから15年近くになる渡辺敦子さんが起死回生の話を持ち掛けて下さいました。
彼女の事をご存知の方もおいでかと思いますが、表参道に「かぐれ」を立ち上げられた方。
そんな渡辺さんがこの度、ご自身の技を活かした金継ぎを主体としたブランドを立ち上げられました。

その名も…
”サステナブルにめぐる器”のブランド、「Zen」(繕) 」です。

壊れた陶磁器を、捨てるのではなく「金継ぎ(きんつぎ)」という手法を使って直し、直したものを販売されるプロジェクトをクラウドファンディングを活用して始動されます。
1+0 potteryと伊藤環のうつわ達を渡辺さんに託し、今後新しい顔となる器をご覧頂けます!
是非皆さまに、渡辺敦子さんの「金継ぎ」したうつわを紹介するブランド、「Zen」(繕) 」に込めた願いに触れて頂ければ幸いです!

器を産み出す現場とうつわを大切に感じて支えて下さる我々の文化の新しい循環が始まるきっかけになる事を願って…。

他の陶芸作家たちと話していても、作品を生み出すと同時に廃棄するものも生まれてしまったり、焼成中に燃料を燃やしてCO2をたくさん排出していると気にかけていたり。土と火による産物だからこそでしょうか、環境への意識の強い方が多いです。
少しずつでも、廃棄するものが減って器がよみがえる流れができて、また壊れても直せるということが知られて、陶芸作家の器を手に取り、新しい暮らしへむかう方が増えたら良いなと思います。

“器を産み出す現場と うつわを大切に感じて支えて下さる我々の文化の
新しい循環が始まるきっかけになる事を願って…!!”

クラファンへのご支援も、どうぞよろしくお願いします!
公開時のサイトはこちらです。(11月26日早朝から閲覧可能となります。)

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