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なにも考えずに習慣化する方法

はじめに

とうとう夏本番!
今年は梅雨明けが早くてびっくりです。
洗濯物もよく乾きます。
その代わりに暑すぎて電気代がバカになりませんね。
よく室温は28℃設定に、と言われますが、実際にその設定にできている家庭ってどのくらいいるのかしら。
わたしの職場は風の通りが良いため、今のところは窓全開でクールビズです。

ところで、冬の間に「暖かくなったら〇〇するぞ!」と気合を入れた方もいらっしゃるかと思います。

実際に実行、そして継続できていますか?

モチベーションは意志力で保てない

やるぞ!と決めたそのやる気、しかし徐々に薄れてきていませんか?

実際、モチベーションを保つというのは非常に難しいものです。

実は、最もモチベーションが高いのはやる気スイッチが入った瞬間。そしてそこから徐々に下がっていきます。
そのため、何かを始めようとやる気スイッチが入ったとしてもモチベーションというものは下がっていく、ということを念頭に置いておく必要があります。

ダイエットや勉強で計画倒れや三日坊主になってしまう経験からも分かるように、自分の意志ではどうにもなりません。
自然にそうなるように持っていく必要があります。

意志力ではなく、習慣化をつける。

習慣にしてしまえば意志とは関係なく自然にできるようになるのです。

しかし実際には、習慣化するまでが非常に困難なのです。

できない、やりたくない、を行動に変えるには

昔はよく母親に「早く勉強しなさい!」と怒られていたわたし。
その度に(今やろうと思っていたのに、言われたらやる気がなくなった!)と何故かやる気がなくなってしまっていました。
今考えてみれば、やらない口実を上手い具合にでっち上げていただけですね。
しかし、この口実がまかり通っていた甘い甘い子供時代。

大人になってからとても困ることになりました。

一人暮らしになってみて初めて知る家事の大変さ。
自分がやらなくては誰もやってくれない。
口実も作れないし、作ったところで困るのは自分。
でも面倒くさい。

やりたくないことをやる、という至極面倒くさいことを行動に起こすにはどうしたら良いのか。
よく習慣化するとは言いますよね。
でも、習慣化できるまでが大変なんですよ。
だってやりたくないんですもの。

で、結論に至りました。

結局のところ、なにも考えずにやる。

これが一番シンプルで実行しやすいとわかりました。

「なにも考えない」とは

認知行動学的にいうと、人間という生き物は行動が先に立ち、感情が後にやって来るのだそうです。

例えば、別れがテーマの映画を観たとします。
クライマックスで別れのシーンになると涙が出てしまいますよね。
これは悲しいから涙が出るのではなく、涙が出るから悲しいと解る、という流れで認知が起こるというのです。
面白い考え方ですよね。

この法則でいくと、やりたくないことをウダウダ考えているからやりたくないのであって、やりたくないと考える前に行動すれば良いわけです。

行動していて、気付いたら大抵のことは終わっています。

これはやりたくないことだけに留まらず、様々な場面で応用できる考え方だと思います。

たとえば、何か新しいことをやってみたいと考えたとします。

しかし、長期にわたってウジウジと考えたり悩んだり不安に思って手を出さないでいると、より一層考えてしまったり悩んだり不安に感じてしまい結局手を出さずに終わってしまいます。

ならば、そう感じてしまう前に、なにも考えず行動に移してしまえば良いのです。

なにも考えず、というのはちょっと語弊を与えそうですね。
本当になにも考えずに行動した結果、詐欺に遭ってしまったりギャンブルになってしまってはいけません。

なにも考えず、というのはこの場合、不安や失敗を恐れずに行動してみましょうということです。

何事も勉強です。
予習も大事ですが、行動してみなければ始まらないことも多々あります。

悩みや不安が生じてしまう前になにも考えず行動に移してみると、一息ついて後ろを振り返ったときに大抵のことはすでに終えているものです。

事例:最初に音楽を流してみた

さて、わたしの体験例でいうと、その一つが筋トレです。

以前にもお話ししたように、筋トレを始めてから半年が経過しました。
始めるときはいくら健康診断のためとはいえ本当にやりたくありませんでした。以前にも幾度となくチャレンジしてきましたが毎度三日坊主でしたし、部活でもない限りは続けることができませんでした。

しかしそれでも行動を起こすことができた要因はたった一つだけ。
なにも考えずにとりあえずラジオ体操の音楽を流してみた、ただそれだけです。

ラジオ体操は日本国民のほとんどが知っている体操。ラジオ体操の中でも第一ならば、映像を観なくてもなんとなくできてしまうくらいには浸透していると思っています。

ラジオ体操の音楽が流れると、つい一緒にやってしまうのはわたしだけでしょうか?

兎にも角にも、音楽の力を借りて運動を開始することができて、それを続けていった結果、いつの間にか習慣化していたのです。

習慣化するまでが難しい。
けれどなにも考えずに動いてしまえば本当に楽ちんなんです。

『つい』やってしまう、を逆手に取る

先ほどのラジオ体操で、『つい』一緒に身体を動かしてしまっていたという経験。おそらくなにかしら皆さんにもあるんじゃないかと思います。

帰ってきたらついテレビのリモコンを押していた。
食後につい甘いものを食べてしまった。
食べちゃいけないと思っているのについ食べてしまった。等々

考える前に行動していたこと。
このような行動は衝動的と捉えがちですが、これはもう習慣ですね。
考える前に習慣的につい手が伸びているんです。

この『つい』やってしまう悪い習慣というのは中々直らないものです。

ならば、それを逆手にとってしまいましょう。

つい歯ブラシを手に取ってしまったからこのまま歯を磨いて寝ようかな。
この音楽が流れるとテンション上がってつい勉強したくなっちゃうんだよね。
空を見上げたら夕陽が綺麗だったからついそのまま1時間くらい歩いちゃった。等々

なにも考えず『つい』行動したらできていた。

この考え方ができるようになると、嫌なことが嫌じゃなくなるかもしれませんよ。
是非お試しください。

おわりに

『つい』のキッカケはどこにでも転がっています。
ただ、日常の中に埋もれているので見つけにくいものです。

ちょっとした行動にも敏感になってみましょう。
その行動の中に『つい』が見つかるかもしれません。

それが自分の行動を好転してくれる『つい』であることを願っています。


わたしは現在、甘いものが欲しくなった時のやる気スイッチ音楽を発掘中です。
おすすめ音楽があれば是非コメント欄で教えてください。

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