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自分の文章を読んでもらうことの大変さをぼくたちはまだ知らない。

今現在の note には、文章を書くことが好きな人が多く集まっている気がします。#ちゅうハヤサロン にいるメンバーの記事を見に行くと、

自分の言葉で自分の想いを発信したいんだなあ

と思わされますね。で、そういった方の中には、文章のお手本としている方やその方の本があるのではないでしょうか。

ぼくが文章の書き方を参考にしているのが、ブックライターとして活躍されている上阪徹さんです。上阪さんの『書いて生きていく プロ文章論』(ミシマ社)はバイブルの一冊ですね。

この本の中に次のような言葉があります。

人は簡単に文章を読んではくれない、という事実です。(中略)これは雑誌の記事も、メールマガジンやブログも同様ですが、読者には読まなければいけない「義務」などないのです。

グサッときませんか? ぼくは背筋がピンと伸びる思いがしたのと同時に、この note でも同じことが言えると感じました。

世の中の人はスマホに多くの時間を費やします。メールやLINE、Twitter、Facebook など大忙しと言っても過言ではありません。しかも、スマホだけではなく、雑誌や本などを読んだり、ボーッとしたりとさまざまな時間の使い方があるわけです。そんな時間のない現代の中で、読んでもらえるものはひとにぎりなんですよね。

せっかく自分の想いを書き留めたのに、誰の目にも留まらないなんて悲しくありませんか? ぼくは悲しいです。書き手だって時間を費やして書いているわけですから。

読み手の貴重な時間をいかにいただくか?

書き手側はこれを常に意識しておくことで、少し緊張感を抱きながら、文章に向き合うことができると考えています。そして、それが読み手側にもいい形で届くんじゃないかなあ、と思っています。

まあ、好きなことを書くのであれば、緊張感なんて持ちたくない、というのが本音なのかもしれませんが……。

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