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まんぷく旅 “伊東”

2020/10/12(月)
バナナを食べてからウォーキング。
日差しがすでに強い。

朝ごはん、ヨーグルト・ミューズリー。
『ブルシット・ジョブ』を読むも、ハマれない。途中でやめちゃうかも。

お昼、とりあえずパンをかじる。
伊東へ向かう。
伊豆半島の東側、三島からは車で1時間だ。
以前に裾野に住んでいたときも、ここには時々来ていた。急な山道を下がると、山がひらけて海が広がる。それが懐かしい。

チェックイン前に、海沿いの公園に行く。
公園と書いてあったけれど、山道をおりた先に岩場が広がっている「場所」だった。
うちつける波がとても凛々しい。

予約していた宿への道は信じられないほどの急勾配で、Googleマップがおかしな道を案内したんじゃないかと疑っていた。が、宿のご主人に聞くと、それが正解の道だそう。

一気に小高い丘の上に登ったおかげで、部屋からは海と初島が寝転んでも眺めることができた。


宿は四部屋しか無く、部屋でごはんが食べられて、温泉もついている。籠ることができる部屋だ。予約を取ったのはいつだっただろう。今はもう12月まで予約が埋まっているそうなので、ラッキーだった。

夕食は言うまでもなく、美味しい。
ただ、自分の胃袋がちいさすぎる。
お部屋ごはんということで、お行儀が悪いがいろんな姿勢をとってよりごはんが入るように工夫したが、それでも全部は食べられなかった。
十年前の自分も連れてきたかった。

温泉にはこの日、二度入った。
ややぬるく感じるのに、お湯から出るとずっとほかほかしている。夜は暑くなって、眠れるか心配になったほどだった。
が、眠るのは得意なので、熟睡。

2020/10/13(火)
6時前に起きる。ベビー用毛布のようにやわらかな朝焼けに包まれている。しばらく眺めたあと、しあわせに二度寝をする。

朝風呂のあと、朝ごはん。洋食プレートと、干物。ごはんに、蟹のお味噌汁。ひと口目の風味が圧巻なお味噌汁だった。

食後、すこし散歩してチェックアウト。
城ヶ崎海岸へ向かう。
七年ぶり二度目の海岸訪問。
スリリングな吊り橋のすきまから、カクテルのような美しい海が荒々しく踊る。
火曜サスペンス気分を味わって、帰宅の途へ着く。


伊豆には関東圏ナンバーの車がたくさん走っていた。
わたしたちは、今年の三月に宮古島へ行こうと計画していたのだけれど、コロナのことがあって旅を中止した。その穴埋めに、県内旅行に出ることにしたのだ。関東圏ナンバーの人たちに、自分の旅を照らし合わせる。

ここにいる多くの人が春も夏も旅行を我慢していたのかもしれない。秋、このキャンペーンをきっかけに、近場で旅気分が高まる伊豆に行くことにしたのかな。

それぞれができることから対策をがんばって、一日も早い収束の日を迎えようね。
などと勝手に心の中で握手してすれ違った。

昼、伊豆の村の駅で買った、牡蠣弁当。
夜、お腹いっぱいなのでよもぎまんじゅうと小さなパン。いわゆる、夢ごはん。

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