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はずかしい話をまたする

朝、パン、ミューズリー。
ねむい。

クリニックに行く。
満席で、密だ。怖くなる。
婦人科で、女の人しかいない。
かわいい服を着た人、わたしみたいに近所に出るかっこうのままの人が入り混じる。
血圧計も、問診票に記入するペンも共有する。怖いけれど、カバンの中には除菌シートがある。お守りのエタノール。

ピルを受け取って終わりかと思いきや、半年に一度の血液検査の話があった。一月に他院で取ったものがあったので、それを出していたんだけれど、「内科ですね?なにかありましたか?」と医師に聞かれたのだ。

そこでまた一月の恥ずかしい話をすることになってしまう。
「筋トレを頑張りすぎまして……信じられないくらいの痛みがあったので、結果的にまちがえたことになるんですけど、内科に行きました」

医師特有の、忙しい診察時間の中でまったく興味を持てないときに出す表情で「はい、わかりましたー」と言われ、問診が終わった。
ピルをもらって帰る。

病院の入っているビルの隣の、デイリーヤマザキでお昼を買う。
冷製カボチャスープが目をひく。きれいなカボチャの色に、豆やブロッコリーが散らされていて美味しそう。
家の人がパンをこねているし、これはパンにも合いそう!
喜んで買って帰る。
お昼はふっくら膨らんだお手製のくるみパンとそのカボチャスープ。

食べ終わってすぐ、異変を感じる。お腹がごろごろする。この感じ、スープに乳化剤が入っていたにちがいない。だめなのだ。乳化剤が。
横になって、痛みに耐える。
いつのまにか寝てしまう。

薬を飲んで、うすめたポカリを飲んで、しっかり休む。それでも胃腸がやられると、頭痛も起きてしまう。ひりひり焼けるような頭痛だけど、頭痛薬でなんとかなるだろう。

ああ、あのスープ、だめだったか。
色がきれいで、カボチャがおいしかったのに。
自分で作る気にはならなくて、作る気が起きたらいいのに、と自分のことなのに人まかせな気持ちでいる。

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