見出し画像

ひとのいない横浜をめざす

2020/02/27
朝、黒豆、ヨーグルト、ミューズリー。

今日はもともとは友人のぽんちゃんと横浜地裁で裁判を傍聴する予定だった。3月の読書会のテーマにした『事件』の一部を実体験してみたくて、裁判傍聴が趣味の彼女に連れていってほしいと頼んでいたのだ。

だけれどもウイルスのことがお互い心配になり、ひとの少ない「横浜」へ行こうということになった。
ひとの少ない横浜…
新横浜の、オフィス街では無いほうを案内することに。

アド街でちょうど新横浜が取り上げられていたので、蕎麦の陶芸館などをちらりと見てもらいながら岸根公園まで地下鉄ひと駅ぶん、歩く。

岸根公園駅でハワイアンなランチを食べたら、岸根公園を一周する。これが、けっこう広いのでそこそこの距離となる。


そのあとさらに歩いて東横線駅の妙蓮寺をめざす。
ぜったいにふらりと立ち寄らないような、細い道を歩く。ねこの通り道みたいだねとぽんちゃんが言う。
階段をふうふうとのぼり、結局またおりる。

どうだ、これがひとのいない横浜だ!

ぽんちゃんは八百屋が大好きなので、遠征先にしてはしっかりと買い物をした。八百屋のぬか漬けが大好きなので、見つけたら必ず買っている。今日も、もちろん。

今、チャレンジしている小説のネタにさせてほしくて、ぽんちゃんの理不尽に思ったことを聞く。話してくれたそれはめちゃくちゃに理不尽で、こちらの思っていたことのうんと上をいく。聞いてごめんね、と思わず言った。

桜が咲いていた。
ちょっと撮るねー、と構えた彼女のスマホ画面には桜は写っていなくて、ななめ前をあるく女の人が写っていた。

夜、炊飯器が「酢飯」モードになっていたことに気づかず、三合まるまる硬めに炊いてしまった。
炊きあがりのアナウンス、“クックが美味しい酢飯を炊きあげました♪”という機械の声に、すめしぃ?!とうそみたいに走りよってしまった。
家の人が砂糖と酢でちゃんと酢飯にしてくれた。


いただいたサポートで栄養分を摂ります!