神戸・帰省の記録　9/30

2020/09/30（水）
8カ月ぶりに神戸へ帰省することにした。10/1から東京都民のgo toキャンペーンが解禁になる。多くの人が気をつけていても都民の数は多いので、できれば移動がぶつからないようにしたい。ぎりぎり、大慌ての旅程を組んだ。

8カ月なんてそう長くはないのに、この状況下では相当長く思えた。親もわたしもお互いが元気なうちに、一度顔をあわせたいと思ってしまった。感傷的になってしまうのはこんな状況だからだろうか、気温が下がってきているからだろうか。


三島駅のドトールで、水やクッキーなどを買い込む。肝心のコーヒーが、マスクのせいか通じていなくて準備されていない。発車時刻は近づくし、あわてたわたしの態度がきつかったのか、どうやらレジの子を怖がらせてしまったようだし、おまけにコーヒー代を支払うドトールのカードはバリュー不足つまり残高不足だった。心拍数が上がる。

ひさしぶりの旅だ。感覚がにぶっている。
普段ならもうすぐ使い終わるコンタクト洗浄液が運良くあれば、それを旅に持って行った。重くないし、旅先で処分できるので帰りの荷物がひとつ減る。
それなのに、うっかり二日前に新しい洗浄液、しかも増量キャンペーンのたっぷりしたものを開けたばかりだったことに気づいたのは昨日の夜だった。
トラベル用の小さなものは割高で、わたしの中に流れる関西人の血がそれを許さない。
悔しい思いで増量キャンペーンボトルをスーツケースに入れた。

ひかり、岡山行き。
途中で乗り込んできたおじさまが、通路を隔てて反対側の窓辺に座る。しばらく経って、レディ・ガガの "Rain on me" が聞こえてくる。どうも誰かのスマフォから流れているようで、顔をあげて目を動かす。ひょっとして反対側の窓辺のおじさまかもしれない。ジェスチャーで音漏れ、というか音全開を伝える。Bluetoothが接続されていなかったようで、すこしあわててらしたが、そんな中流れるのがガガの曲だったのでこちらは楽しくなってしまった。

以前Twitterで、Bluetoothが接続できていない人のスマフォからアダルトコンテンツの音声が流れていたという地獄のような話を目にしたことがある。本当に、本当にガガでよかった。わたしも "Rain on me" 好きです。主に渡辺直美とゆりやんレトリィバァの完コピ動画のほうですが。

下車される際に「すみませんでした」と微笑んだおじさまは、ガガ好きな紳士だった。おじさまのBluetoothに幸あれ。

＊
新神戸駅で両親とおちあい、おうどん屋さんでお昼にする。
スーパーで買い物をして帰宅。
畑でとれたオクラ、茄子、畑の脇で拾う栗も持って入る。栗をペーパーで拭き、虫喰いの穴がないか確認して新聞紙の上に広げて置いておく。

間引き菜の泥をすすいでザルに広げる。言葉を変えればスプラウトだねと母と笑う。

夕食は父の作った餃子。
そのほかは母作。
キノコのソテー、とろろと間引き菜添え。
梨と揚げ野菜のスープ。
栗ごはん。

食後に父とツイキャスをする。
父は思った以上に饒舌に喋ってくれる。
キャス終了後に母と二人で「良い声やったやん」と褒めたら、照れもせずに「意識した」と発したのがおかしかった。

その後、帰省時の恒例行事、パソコンの先生。
もちろんわたしが先生だ。
前回は“Yahooを直した”実績がある。
今回はエクセルとパワーポイントのとてもシンプルなステップを。
よかった、“Googleを直して”というリクエストが来なくて。

［間引き菜］

［新神戸駅にて］