明日からクリスマス
北海道の羊飼いを追ったドキュメンタリーを観る。彼の育てる羊のお肉は、有名レストランのシェフたちに愛されている。
しあわせな羊はお肉がやわらかいんです。
というような言葉が流れる。
しあわせだなぁ、とつい発してしまうタイミングの人間のお肉はそのとき、やわらかいんだろうか。
彼は母羊からときには仔羊を取り出し、育てて、出荷する。羊毛も売る。
わたしたちは命を最大限に使わせてもらっていることを、産まれたてで湯気がほかほかと出ている仔羊を観て思う。
大きな体躯の男性がスピンドルをまわして毛糸を紡いだり、輪編みで編み物をしたりする、その姿が良かった。
そういえば、わたしは新宿御苑での野外ニッティング会に参加したことがある。それぞれが今編んでいるものを持ってきて、もくもくと編むのだ。草の上に座って。
自己紹介の時間。
とある参加者の「編み物関係ならなんでもやりました。あとは羊を飼うだけです」という言葉が忘れられない。
さて、明日11月15日は新月。
ちょうど飲んでいた珈琲豆がきれて、次の袋を開けることになる。
次の袋は、クリスマスブレンド。
もうすぐ、クリスマス。
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【UNI 活動報告】
『アフリカ』vol.31(2020年11月号)
UNI「嘘とお城」参加させてもらっています。
BASEにてお求めいただけます。
11月22日 #文学フリマ東京 本屋・生活綴方(ター31)ブースにて【るるるるん2号】を取り扱っていただきます。ぜひ足をお運びください。
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