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やってみないとわからない

朝6時に僕の乗るフェリーが伊豆大島に到着した。フェリーが艇着した港が一級の釣りポイントになっているので、大島に上陸した瞬間に他の乗船客に負けないようにダッシュして場所取りをする。釣り道具と着替えなどが入ったリュックを背負って、フラフラしながら波止場を走り抜ける。なんとかいい場所をゲットすることができて、安心感と釣果への期待感に胸を躍らせつつ、朝日が昇る光景を眺めながら釣りをした。
日も上がり、空の青さが際立ってきたころに、別のポイントに移動する。

次の釣りポイントは磯。実際に足を踏み入れてみるとポイントに行くまでの道のりがほんとうに険しい。
磯では、自分の行きたいポイントへたどり着くためには、岩から岩へと飛び移りながら移動しなければならない。しかも、飛び移る岩を選び間違えると、ポイントにたどり着けず、後戻りする羽目になる。そして、ポイントまでもうすこしのところで、最後の難関「海藻のついた岩」エリアが出現。両足を乗せたら最後。すべりおちてビチョビチョになる。

磯超怖い。

磯までの道のりは、富士山の下りと同じで、テレビ番組とかで放送されないから、実際その場所に赴き体験してみると
「なにそれ?知らない!すごくきつい!」
という怒りと驚きが混ざり合ったような気持ちになる。

人生も、仕事も、釣りも、やってみないとわからないことがたくさん。本当にきつかった。

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