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革命は終わらない。

「座右の銘は、『帰するところは自分』!どんな時も環境のせいにせず、常に自分が変化できる余地がないか考え続けること。常に自分の変化の可能性を信じて成長していきたいと思いますので、よろしくお願いします」

声高らかに、入社式で自分の座右の銘を宣言した4月1日からはや半年以上が経つ。後日、この話をしたら「やだよ、俺。そんな新卒入ってくるの(笑)」と私のことを比較的よく知っている大人から苦笑いをされた恥ずかしい座右の銘。あの日から、私は何が変わって、何が変わらずにいられただろう。

「今まで好きだったことが、好きじゃなくなったり、離れたくなったりすることは決してダメなことじゃないよ。変わっていく自分を受け入れてあげて」

変わっていく自分に戸惑った私の心を見透かしたような上司の一言。

この半年、少しずつ変わっていく自分に胸を膨らませることもあれば、胸を掻き毟るほどにもどかしい方向へ向かっていく自分が嫌になることもあった。自分がどこにいるか分からなくなることが何度もあったし、いまだにどこにいるのかわからない。

自分の撮る写真が変わったなと思った一枚

それでも、バラバラになりそうな自分の心を、心のかけらを何度も拾い集めてここまでやってきた。結局、変わっていく自分を恐れず、無謀なまでにここまで突っ走っている私が何より、私に自信を与えてくれる。

変わっていく自分の中にも、変わらずにあるものが、いつだって自分を支えてくれている。その変わらずにあるものは、自分を変えてきた局面の数だけ、たくましくなって、安定感を増してきた。

さっきとおんなじ人。写っているのは他人だけど、
私はこの人を通して変わらない自分を
この写真に写したんだと思った。

どんな未来が私を待っているかわからない。けれど、自分の運命に精一杯立ち向かっていく自分を讃えて。変わっていく自分に祝福を、変わらない自分に慈愛を。

22歳最後の夜に。



コジキなので恵んでください。