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喋って、書いて、そして…?

夫婦関係改善のヒントを提供するポッドキャストを始めて4年が経った。note自体は6年目になる。

この4年間、喋り続け、書き続けてきた。

ありがたいことにポッドキャスト視聴回数は17万回を超え、note累計PV数は61万を超え、累計スキ数は1万3千個を超えた。

もちろん世の中にはもっと結果を出している人もいる。だが、ぼくとしてはまずまずの成果を出せていると感じている。

これからもコンテンツは出し続けるが、次のステップに行こうと思っている。

過去、夫婦関係学ラジオやnote、そしてニュースレターを読んでくださった方たちからは好意的な声をいくつもいただいた。

夫婦関係は経済力に並ぶ人生の基盤だ。

確かに金さえあれば生活はできるし贅沢もできるだろう。

だが、贅沢品に囲まれ、美味しい料理を食べ、美しい女性たちと遊び続けること「だけ」が幸福につながるのだろうか?

妻から嫌悪されている状況のなかで、「自分は心から幸せを感じている」と言えるだろうか?

確かに経済力は大切だ。だが、健全なメンタルがなければ働くことも遊ぶことも、そしてそれらを楽しむこともできない。

健全なメンタルはどこから生まれるのか?

それが夫婦の関係性だ。ネガティブループが回り続ける環境を変え、お互いが慈悲を持ち合い、大切に扱い合う。そんなポジティブループが生まれる場所に、夫婦の幸せがある。

この5年間、夫婦がポジティブな関係性を構築するためのヒントを喋り、書き続けてきた。

まだまだ届いていない人たちは多いが、ネットをただようぼくの声と文が人々の人生を好転させてきたと感じている。まるで海を漂うメッセージボトルが誰かの運命を変えるように。

もちろん、すべての人にいいインパクトを与えられたわけじゃない。時には批判的なコメントも届いた。

だが、ぼくが語る文脈を理解してくださった方たちにはメッセージが確かに届き、人生を変えるきっかけになったと信じている。

だが、それだけでは何かが足りないことも薄々感じていた。

夫婦関係学ラジオはかつてのぼくのような夫婦関係に悩む人々へのアンサーとして始めた。しかし同時に、ぼくの夫婦関係学という学問への好奇心をとりまとめるための装置としても働いている。

好奇心に導かれるまま、アサーション、夫婦の愛着、愛着障害、発達障害、セックスレス、コンパッション、離婚など、あらゆるトピックを縦横無尽に扱ってきた。

夫婦関係を真に理解するためにはあらゆる学問を縦断しなければいけない。発達心理学、家族心理学、脳神経学、家族社会学など、それらはまるで数千種の魚が泳ぐ大海原のようだ。

好奇心に導かれるスタンスはこれからも変えないつもりだ。

だが、それでは夫婦関係を改善するためのナレッジ(ぼくはこれをパートナーシップナレッジと名付けた)を悩める人にわかりやすく提供することはできない。

パートナーシップナレッジをカテゴリー毎に分類し、理解しやすい順番に並び替え、誰もが実践できるよう体系化する必要がある。

男性と女性では悩むポイントも異なるから、性別ごとにナレッジを整理する必要もある。

この作業は正直きつい。いままで散々しゃべ散らかしてきた内容に、正確なエビデンスを追加しまとめ直す必要があるからだ。

だが、新たな学問の誕生とはそういうものなのかもしれない。幸いなことに、ぼくは過去の偉大な心理学者や社会学者といった巨人の肩に乗ることができる。

彼らの肩を借り、はるか高みから見つめる水平線はどこまでも広がっている。その膨大な知識量と深みに溺れそうになるときもある。

パートナーシップナレッジという広大な海に生きるすべての生物を一箇所に集めることは困難だ。だが、水族館のようにわかりやすく展示することならできるはず。

水族館とはイルカ、クジラ、マンボウなどさまざまな生物の生態をわかりやすく解説し、母なる海への好奇心を満たしてくれる場所だ。

そして、同時に海への理解を深めてくれる学び場のような存在でもある。

母なる海がはるか太古からぼくら人類を生かし続けたように、パートナーシップナレッジは現代を生きるぼくらへの指針となるはずだ。

夫婦関係が好転することで、働くこと、子どもを育てること、そしてみずからのアイデンティティを追い求めることはグッと容易になる。

かつてサバンナで果物をもぎ、動物を狩り、繁殖すればよかっただけのぼくらは、彼らが決して想像できなかった複雑な世界を生きている。

巧妙なマーケティングによってコスパやらタイパやら自己実現を追い求められるぼくらは、東京湾に迷い込んでしまったクジラのようだ。ソナー機能が使えず死を迎えるまで小さな湾の中を哀れにも漂い続ける。

でも、ぼくらは大海原へ出発することができる。パートナーシップナレッジと、それを実践する勇気さえあれば。

良好な夫婦関係を手に入れた夫婦はどこまでも泳ぐことができる。はるか彼方まで広がる太平洋を超え、新たな大陸にだっていける。

ということで、ぼくの次のステップはパートナーシップナレッジスクールだ。

男性向けにはオンラインビデオコースと個人相談を用意し、女性向けにはリアルタイムグループセミナーを用意する。

まだ本確定の内容ではないが、男女それぞれの特性に合わせたコースを用意するつもりだ。

はっきりいって本業がありながらの準備はめちゃめちゃきつい。(今期からメンタルダウン者続出のハードワークな部署で働いている)。

だけど、この事業はやる価値があると思っている。

男性向け夫婦関係改善本のドラフトもついに出来上がった。(10万字超えているのでなんとか削らないと…!)

本の出し方とオンラインコースの作り方は今勉強中だけど、必ず世に出します。

喋って、書いて、その次のステップは「夫婦関係学の体系化と提供」だ。

ぜひ、お付き合いいただけると嬉しい。損はさせないつもりだ。

***

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いよいよ6/24(月)朝5時からシーズン2がスタート!第1回目は別居、離婚、再婚を経験されたある女性へのインタビューです。

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