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【雑感】人生、山あり谷あり。つらくなったら海に出よう。

人生は一度きり。
あなたの人生は間違いなくあなたのものだ。
迷ったら、面白い方を選べばいい。

そして、人生は夢だらけ。

山と谷は必ず交互にやってくる。
つらくなったら海に出よう。

先日、YouTubeでたまたま観たウェブムービーでとても素敵だなぁと思える言葉の数々と出会いました。そのウェブムービーとは、能年玲奈さん(現在はのん)が主演した、かんぽ生命の2015年のCMです。

今回のnoteではそんなウェブムービーの話題を中心に、最近思っていたことを交えながら、雑感を残しておこうと思います。

このCMで印象的なのは俳優・滝藤賢一さんが演じている謎の執事のセリフです。以下、好きなところを書き出してみました。

今、あなたがいる谷なんて、大したことなかったと思える日がきっとやってくる

今、あなたがいる谷なんて、大したことなかったと思える日がきっとやってきます。この先、もっともっと大きな山、つまり喜びも、深ーい谷、つまり悲しみや怒りも待ってます。

だから、面白いんですよ。

谷から抜け出す方法、それは海を見ること。

すべての人にとって、山ばかりの人生も谷ばかりの人生もない。谷はチャンスです。新しいことが生まれるのはいつも谷。谷があるから山を楽しめる。そして人は谷に落ちない工夫をするようになる。でもまたやっぱり谷に落ちる。一番大切なことは谷から抜け出す方法を知っておくことです。

一つは海を見ることです。もちろん、海もまた比喩ですよ。つまり、山と谷とはまったく違う別の世界に飛び込んだり、今まで見たことのない風景や、行ったことのない場所、会ったことのない人に会うこと、それが海を見るということです。

人生とは荒波が永遠と続く航海みたいなものです。荒波を乗りこなすヒントは海にしかない

人生は一度きり。他人の人生を歩いている暇はない。

あなたの人生は誰のものだと思いますか? もっと自信を持って! あなたの人生は間違いなくあなたのものだ。

人生は一度きり。他人の人生を歩いている暇はない
はずだ。

動かないこともまたリスク。迷ったら、面白い方を選べばいい。

動くことはリスクです。でも、動かないこともまたリスクです。動かなかったせいでつまらない人生になってしまうかもしれない、というのもまた大きなリスクなんです。

迷ったら、面白い方を選べばいい
んではないでしょうか。

本当に大切なものはいつも目に見えない。

人生で本当に大切なものはいつも目に見えない。だから、気をつけてなくちゃいけないんだよ。

山と谷は必ず交互にやってくる。つらくなったら海に出よう。

人生は一度きり。山と谷は必ず交互にやってくる。つらくなったら海に出よう。そしたら視界がきっと開けるから。

明日は今日よりきっと良くなる。

人生は夢だらけ

最後の能年さんの言葉もとっても素敵だと思いました。

探し物はまだ見つかってません。
だけど、人生は夢だらけなのでした。


「夢の中へ」

CMのテーマソングは井上陽水さんの「夢の中へ」という曲。これもまた色々と考えさせられる曲です。

ポップな雰囲気で歌われるのは一見すると現実逃避のようにも思える詩ですが、個人的には「探し物を探そうと躍起になりすぎる必要はない。もっと肩の力を抜いて生きよう。」というメッセージを感じました。

思い返せば、このウェブムービーには、ちょうど自分のことで少し思い悩んでいるときに偶然YouTubeで出会いました。人生の指針になるような「探し物」は、井上陽水さんも歌うように「探すのをやめたとき」に思わぬ形で見つかるものなのかもしれないと実感しています。

「笑顔」になる秘訣

2020年3月11日。東日本大震災から9年という日に、先ほどのCMで主演を務めていた女優・のんさんはNHKの「ニュース7」に生出演していました。

番組も終盤を迎え、最後にキャスターから「笑顔になる秘訣」を聞かれた際の、のんさんの言葉が印象に残りました。

おもしろいなって思ったことや、楽しいなって思った瞬間に、身を委ねる、心を開くことが大切かなと思います。

私は、のんさんがここで語った秘訣というのは、まさに、つらい時に「海を見る」ことの一つではないかと感じます。

「海を見る」とは

ウェブムービーで謎の執事が語っていたことを振り返ると、「まったく違う別の世界に飛び込んだり、今まで見たことのない風景や、行ったことのない場所、会ったことのない人に会うこと」、それが「海を見る」ことでした。

しかし、「海を見る」というのは、積極的に行動することだけではないようにも思います。つまり、日常の小さな「おもしろいこと」「楽しいこと」に、身を委ね、心を開き、そうした世界に触れること、これもまた「海を見る」ことではないかと。

たとえ、深い悲しみ(谷)の中であったとしても、思わぬところに「おもしろいこと」や「楽しいこと」は必ずあります。深い谷にいると、それに気づくことはたいてい難しいのですが。

でも、いつか気づける日が来る、そう信じてその日をゆっくり待てばいい。そして、日常の「おもしろいこと」「楽しいこと」に気づける日が来たら、そこに自分を委ね、心を開き、それを受け止めればいい......
私は、これも「海を見る」ことだと思います。

結局、「海を見る」というのは何なのでしょう。「海」というものもまた、無理に追いかけずに待っていた方が見えてくるものなのかもしれませんし、もしかしたら「海を見る」というのは陽水さんの歌う「探すのをやめる」ことなのかもしれません。

「海を見る」ことの意味、そしてやり方は、一人一人、そしてそれぞれの状況によって違うんだと思います。そのため「海を見る」とはこういうことだと断言することはできません。

代わりに、つらい時には「海を見る」ということ、これだけを知っておいて、谷から出たくなったとき、そのときに自分が思う「海」を見ればいいのではないかと思います。

これが、私の思う「海を見る」ということです。

おわりに

この記事のエッセンスをまとめたのが、冒頭の言葉です。
せっかくなので、もう一度だけ書いておきます。

人生は一度きり。
あなたの人生は間違いなくあなたのものだ。
迷ったら、面白い方を選べばいい。

そして、人生は夢だらけ。
山と谷は必ず交互にやってくる。
つらくなったら海に出よう。


余談:のんさんの活躍

ところで、のん(能年玲奈)さんを初めて知ったのは「SCHOOL OF LOCK」というラジオ番組でした。その透き通った声が好きになり、ドラマを自分からはあまり見ない人間が、2013年の朝ドラ「あまちゃん」を一生懸命に全話見たことを覚えています。

事務所独立をめぐるトラブルもあって、近年はテレビ等への出演が減り、あまり見る機会がありませんでした。そんな中、今年(2020年)は「星屑の町」という映画で久しぶりの実写映画出演を果たしています。

最近はあまり応援できていなかったものの、かつて応援していた女優さんの活躍はやはり嬉しく、先ほどの動画とも相まってとても元気づけられました。

さらに、のんさんが監督を務めた映画「おちをつけなんせ」と、そのドキュメンタリー「のんたれ」も全話視聴しました。

「おちをつけなんせ」で描かれた世界はとても不思議な世界であり、ちょっと映画としての分かりにくさはありましたが、そこで描かれたメッセージは、本稿で扱ったミニドラマのメッセージにも通じるところがあったと思います。

映画を踏まえ、のんさんは「自分の持っている”才能”に気づき、それに自信を持って生きる」ということを大切にしているんだろうなぁと感じます。

そして、近年は音楽活動も活発にされています。正直、「あまちゃん」の時とは比べものにならないくらい歌が上手になっていることに驚きましたが、それに加えて作詞・作曲を本人がしているということにも驚きました。

特に、岩手銀行のCMソングに使われている「この街は」には心を打たれました。歌詞のまっすぐさが素敵な作品です。

この街は素晴らしい この空は気持ちいい
あたたかい鼓動が動いている
なんて言ったらいいのかな 簡単に頑張れと
言えない今だからさ なんて伝えたらいいのかな 
あなたのひたむきな時間が尊いことを Ah Ah Ah

これからまた、応援していこうかなぁと思っています。

記事のメモ


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