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1.24-0 現実。「頭の中にあるうちは、いつだって、なんだって、傑作なんだよな」

「頭の中にあるうちは、いつだって、なんだって、傑作なんだよな」

小説「何者」(朝井リョウ)の一番好きなフレーズ。
実際に行動をしてチャレンジして失敗する大事さを説いてる。

それが昨日、自分にも深く、深く突きさされた。

経営者になるために、勉強を続けている。
自分と同じく経営者を目指して努力する人たちも周りに増えてきた。
そのコミュニティでの初めての座談会で会話をしたKという男がいる。
なんとなく、「できそうなヤツ」だなと心で思っていた。
年齢は1個下。なるほど、活気がいいわけだ。
一緒に楽しんで学んでいこう、そんな風に考えていたんだ。

ところがどっこい。

そのKが、数百人の経営者を目指す人間を前に、
堂々と登壇し、活き活きと燃え滾るスピーチをしていたのだ。

ものすごい熱量とその若さに、驚いた。。
でも同時に、心からすごいと思えない自分もいた。

「え、アイツが…」というひねくれた気持ちがあった。
そう、ひねくれた気持ち。
自分の中で「年下=格下」と思っていたんだろう。
素直に称賛できない感情こそが最たる証拠。

悔しい。なんだろう、自分に嫌気がさすし、自分が嫌いだ。

自分とKの違いは何か?

彼は、行動し続けた人だ。
きっと何度もチャレンジして、何度も失敗して、それでもチャレンジして…
そうやって困難を乗り越え続けたことが彼の自信ある、堂々たるスピーチにつながっているんだ。


…「やってる気」になってた。「挑戦している気」になっていた。多分心の奥底で、「俺は人と違う。人と違ってすごいんだ」と少なからず思っていたんだろう。
そりゃそうだよ、塾なしで早稲田受かって、東証一部上場企業に就職して。

だからなんだ?

だから、なんだってんだ?

生きるって、望む未来を目一杯思い描いて、過去を殴り捨てて、今に挑戦をし続けることだ。

「頭の中の傑作を捨てろ」

不格好、不器用、不細工、上等。
自分にはなんだってできる可能性はあるけど、
自分には何もできない。

その現実、ありのままを受け入れること。

「頭の中にあるうちは、いつだって、なんだって、傑作なんだ」

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