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感覚を言葉にする|「13歳からのアート思考」|読了27冊目

『自分だけの答え』が見つかる 13歳からアート思考

末永幸歩・ダイヤモンド社・2020年2月19日
読了日記27冊目(約1500字)

▶TODO

1.視覚を鍛える。
週に一回、美術館に行く。
意識的に非日常の刺激を受ける習慣をつくる。
A4のメモ用紙とペン一本手に、自分なりの疑問を置き、自分なりの答えを導く訓練をする。

2.視覚以外の感覚を鍛える。
気づいたときに目をつぶる。
目をつぶって深呼吸。
目をつぶって交代浴。
目をつぶって冷たい水で洗顔。
サウナや森林浴をできるだけ取り入れる。

▶Before:「アート思考」「アート」に対しての考え

このひと月、美術館やそこでのアート鑑賞にハマっていた。
美術館といえば美しい作品を見て心を癒やす場所だと考えてたけど、
実は、”不快”や”理解不能”を探す場所なのではないかと考えていた。
これは、読了日記の26冊目で岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」を読み、美術館に足を運んだのがきっかけだ。

そしてもう一つは、作者の思いを馳せては共感を抱く場所
作者がなぜこの作品を作ったのか、なぜこのようなデザイン、色、形にしたのだろうという疑問を、合ってるか間違ってるかなんて考えることなく、作者の思いに馳せることが「アート思考」と思っていた。

▶After:「アート思考」とは自分の直感との禅問答。

最大の学び:直感に気付き、疑問を浮かべ、自ら答えを導くこと。
アート鑑賞とは、作品から来る刺激を通じて自分の直感に気付き、浮かんでは消える小さな疑問を拾い上げては真摯に向き合い、自ら答えを導き出す力を鍛えることだ。

特に大切なのは、直感に気付くこと
特に不快を認識すること
一般に美術鑑賞は、美しい作品を見て快感を得ることが目的かもしれない。

しかしながら本当に注目すべきは、不快の感情だ。
「訳が分からない」「意味不明」「理解不能」「不快」「でもなんか目に留まる」「いらだつ」…こんな不快感たちを丁寧に拾い上げ、真剣に向き合うのだ。

知識や経験は積み上げることで力を発揮する一方、悪い意味で常識や先入観を作ってしまう。
非常識、非現実的、非日常的みたいな感情を上下左右裏表に突き動かす不快の正体を突き止めることは、巡り巡って自分が気づかずにいた常識や先入観に気付くことができる。

でも、「なぜ不快か?」を追求することはとても労力がかかる。
まるで禅問答のように答えが出ないことも多々ある。だからこそ常日頃から考えるのではなく、自分の感覚と向き合う瞬間を意識的に作ることが大切。

▶TODO(おさらい)

冒頭に挙げたTODOを振り返る。

1.視覚を鍛える。
週に一回、美術館に行く。
意識的に非日常の刺激を受ける習慣をつくる。
A4のメモ用紙とペン一本手に、自分なりの疑問を置き、自分なりの答えを導く訓練をする。

2.視覚以外の感覚を鍛える。
気づいたときに目をつぶる。
目をつぶって深呼吸。
目をつぶって交代浴。
目をつぶって冷たい水で洗顔。
サウナや森林浴をできるだけ取り入れる。

二つに共通しているのは、「感覚をつかむこと」だ。
感覚の中でも視覚は脳みそとのつながりが深すぎる。あえて美術館に行くことで視覚的な刺激を一気に高める。その他の感覚はそもそも意識外にいる。定期的に表舞台に立たせるために深呼吸や交代浴をする。最近サウナが流行っているのもこの辺りから来ているのかな。

おわりに。お読みいただきありがとうございます。

読了日記も27冊目。
本当はもっと早いペースで書きたいし、テンポよくとんとんと行きたい。
まだまだ修行が必要ですね。
文章術の本も読んでアウトプットしていこうと思う。

お読みいただきありがとうございます。


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