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長い、長い恋愛を2度、短い恋愛を3度。「花束みたいな恋をした」

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「花束みたいな恋をした」

脚本・坂元裕二、著・黒住光/リトルモア/2021年1月29日
#あつを書泉 #39冊目 #花束みたいな恋をした

花束みたいな恋をした。
花束みたいな人生を歩みたい。
花束みたいな会社を作る。

とても素敵なノベライズ小説でした。頭の中の傑作にします。

なんで、花束なんだろう?

花束=色んな花の集合体
1.色んな経験の象徴
2.人に届けることを前提とするもの
3.調和、個性、カラフル

あぁ、書かなきゃ。感情が動いてる。

今日は、久々に早く寝れると思ったんだけどな。
またいい小説に会ってしまった。
大きな二つの大恋愛と、区切りをつけなさいって、心がささやいてる。

ありのままを書くから、ぎこちないし、つまらないかも。
きっと、これが書き終わるころにはまた一つ成長してるはず。

「価値観の違いで別れました」って言うやつ嫌い。

ってよく言うじゃないですか?
あれ、聞くたびに虫唾が走るんですよ。
「嘘つけ」って思うんですよ。

人は価値観が同じなんてありえない。
価値観は違うことが当たり前。
必ずお互いがお互いに合わせているわけで、
その「合わせたい」って思いこそが「愛」じゃなきゃ。

「あなたが」合わせないことを選んだ。

別れるってとても簡単で、「合わせたくない」と思ったから。
すごくドライに聞こえるけど「価値観の違いで分かれた」って言葉のほうが無責任で、他人事で、それまでの時間は何だったの?って聞きたくなる。
自分の責任と意思と選択で、”あなたが”「合わせないことを選んだ」の。


何年ぶりだろう、ひとりになった。

ここからは僕に面識のある人は知っているような結構プライベートな話をします。この勢いで書いてしまって後悔しないように、でも本音で話すように心がけます。

僕にはこれまで5人の恋人がいました。”意外と”少ないと言われます。
うるせえぞこら。
セックスを経験したのはそのうち2人。
1人は4年以上付き合った。1人はもうすぐ3年というところで1月にお別れをした。だから、人生でほぼ初めてといってもいいくらいに、「ひとり」になりました。

恋愛って、めちゃくちゃ社会勉強だわ。

もともと恋愛体質?なんだと思います。結構すぐ好きになります。だから、勘違いも多くさせているだろうし、たまに勘違いさせてるってわかってやる自分に酔ってる時もあります。ウンチ。

でも23歳になって、一通り恋愛経験してみて、
恋愛は楽しくて、しんどくて、勇気が必要で、意志が必要な超ハードワークだなと思います。あ、超ハードワークって、心がね。いやらしい意味ではないですよ。

価値観のすり合わせと、少しずつ違い出し。

冒頭に、「価値観の違い」って話をしたけど、恋愛の楽しさ、そしてしんどさってここにあると思う。はじめはさ、価値観が違う人に惹かれて、価値観が違うことが楽しくて色んな事が学べるわけだ。

「この人、こんな考え方なんだ」とか「こんな価値観あるんだ」とか。
目にハート浮かべてさ。
だんだんと人と価値観が合っていくことって楽しくてしゃーないよね。

価値観が「同じ」が価値観が「ずれる」に変わる。

そうこうしているうちにさ、今度は「二項対立」に悩むわけだ。
二項対立って難しい言葉使ったけど、要は相手のすべてが対極に感じちゃう

例えば、お互いに旅行が好き!ってなった時、最初はお互いの好きなとこ行くわけだ。たくさん学ぶから楽しいわけだ。でもだんだん、一方は海山が好きで、一方はいいホテルに泊まりたいと、それぞれ「旅行」に違いが出てくる。

そうすると、「海山でアクティブ」VS「いいホテルでゴージャス」が二項対立になるわけだ。そうした時が大変。同じ「旅行」が好きで付き合ったのに今度はそれが対立原因になる。嫌いまで行かなくても、好きじゃない、になる。

ここの違いは永遠に生まれるもので、これを認められなくて、合わせることをあきらめる=別れる。言ってしまえば、エッチが好きもそう。回数とか、頻度とか、時間とかさ、細かいとこで差が出てくると「相性が合わない」って話になる。

「100のうち、50を認められればいい。」

だからね、相手の100のうち、50を好き、認められる、共感できる、そんな関係がいい。むしろ50なくても20~30を猛烈に愛し合える関係のほうが健全。

この「50だけ認められればいい」は母の言葉。
母が姉の結婚式でスピーチした言葉。
学生の時にブライダルをしていたけど、いまだに人生の恋愛観で最も響ている言葉。まあ悪く言えば「妥協」なんだけど。よく言おう。互いを認め、信じ、尊重すること。

「人間関係全部、50認めよう。」

人間関係すべてに言えるなあって。
価値観の違いなんて当たり前。
人の核心にある2~30の想いの部分でつながっていること。


…あ、、「花束」ってそういうことか。

花は1輪だと「きれい」
個性も色も種類も違う大勢がそろうと「美しい」

1輪1輪が「美しさ」を作ろうとするから、「美しい」んだ。
恋愛も人間関係も、ビジョンも花束も、本質は同じなんかな。

長い、長い恋愛を2度、短い恋愛を3度。
人生の花束を作る大切な、大切な恋愛でした。
貴重な時間を、本当にありがとう。
改めて色んなことを教えてくれて、学ばせてくれてありがとう。

「花束みたいな恋をした」

だいぶ冗長だし感情的でした。
お読みいただき、ありがとうございました。

ぜひ買って読んでみてください。
読んで、自分の恋愛を振り返る自問自答をしてみてください。

読書は、自分との対話です。
紹介してくれたハジメちゃん、ありがとう!


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