あつえもん

カナダはバンクーバーにいるソーシャルワーカーの卵です An uninvited set…

あつえもん

カナダはバンクーバーにいるソーシャルワーカーの卵です An uninvited settler on the unceded territories of the xʷməθkʷəy̓əm, Skwxwú7mesh and səlilwətaɬ Nations

最近の記事

メキシコシティに行ってきた話

こんにちは、今回は私がメキシコシティに行ってきたことについて書きたいと思います。旅行に行くに先立って、お友達からメキシコシティの資料をもらって、こういうリソースがあると便利だなーと思ったので、私も記録を残しておきます。 メキシコシティについてのまとめ一日目は高山病に気をつける。お酒は飲まない。あんまり動き回らない。疲れない旅程にする。 歯磨きとかのお水もペットボトルのお水で!水道のお水は使わない 。実際のところ水道の水は飲めるほどに改善されているらしいのだけど、パイプが古

    • Decolonizing Child Welfare: Navigating Personal Reflections and Professional Responsibilities as an Aspiring Social Worker

      ※あとで日本語訳します In this paper, I will discuss how the ongoing colonial project reproduces and maintains a high representation of indigenous children in the child welfare system (CWS), and how such destruction impacts the health of indigenous c

      • ホームレスにおける住居権の脱植民地化の試み:周縁化の文脈での居住用借家法の表象分析 Decolonizing Housing Rights in Homelessness: An Analysis of the Portrayal of the Residential Tenancy Act in the Context of Marginalization

        2023年11月10日 はじめに このnoteは、『賃貸契約者の権利をめぐり戦う借主たち(The Social Housing Tenants Fighting for Renter Protections)』(デニス、2023)というTyeeの記事を分析するものです。法律、具体的には「居住用借家法(Residential Tenancy Act、RTA)」に焦点を当て、それが権力や社会の正義、そして社会的に弱い立場の人たちを支配する一種の国の考え方の一部としてどう表現され

        • 『ゴジラ −1.0』は令和映画だった。The Critique of Necropolitics: Japanese Gen Z Sensibilities in "Godzilla Minus One" (2023)

          2023年12月22日 『ゴジラ-1.0』を観たので、感想を書こうと思います。言いたいことは2つです。令和世代感覚による1)あらゆる神話の解体、そしてフェミニスト分析からの2)令和感覚の限界です。 当たり前ですがネタバレ満載なので、まだ観てない人は要注意です。あと、1回しか観ていないうろ覚えで書いているので、セリフとか流れとか間違っているの前提で読んでください。 あらゆる近代神話の解体ネクロポリティクスの批判を通して まずはおそらくこの映画で一番明らかなテーマであるネク

        メキシコシティに行ってきた話

        • Decolonizing Child Welfare: Navigating Personal Reflections and Professional Responsibilities as an Aspiring Social Worker

        • ホームレスにおける住居権の脱植民地化の試み:周縁化の文脈での居住用借家法の表象分析 Decolonizing Housing Rights in Homelessness: An Analysis of the Portrayal of the Residential Tenancy Act in the Context of Marginalization

        • 『ゴジラ −1.0』は令和映画だった。The Critique of Necropolitics: Japanese Gen Z Sensibilities in "Godzilla Minus One" (2023)

          わたしと彼女の物語を通して:バンクーバー・ダウンタウンイーストサイド(DTES)における薬物依存と法の関係性を考え直す

          2023年12月19日 はじめにこのnoteでは、わたしと法そして先住民法の関係性をこれまでの関係を踏まえて再考し、こうした立場にあるわたしがダウンタウンイーストサイド(DTES)で働く中で経験した彼女(アキ、仮名)との記憶を振り返り、いかに法がわたしたちの経験に影響を及ぼしたのかをお話しします。最後に、こうした法の理解を通して私の価値観がいかにわたしのソーシャルワークの経験に示唆をもたらすのかについてもお話します。 ちなみに、このnoteは、私がソーシャルワークの法律の

          わたしと彼女の物語を通して:バンクーバー・ダウンタウンイーストサイド(DTES)における薬物依存と法の関係性を考え直す

          Land Acknowledgement (土地の意味を再考する)

          こんにちは、あつえもんです。 まずはLand Acknowledgementの記事から書かねばならないと思い書いています。 とくにわたしの住むいわゆる植民地の文脈で「バンクーバー」と呼ばれるマスクイアム(xwməθkwəỷəm)、スクワミッシュ(Skwxwú7mesh)、スレイワトゥース(SeỈwitulh)民族の土地から考えたいと思います。 Land Acknowledgementの前に:植民地主義の文脈 わたしの済むタートルアイランドはヨーロッパの開拓者から植民地によ

          Land Acknowledgement (土地の意味を再考する)