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メキシコシティに行ってきた話

こんにちは、今回は私がメキシコシティに行ってきたことについて書きたいと思います。旅行に行くに先立って、お友達からメキシコシティの資料をもらって、こういうリソースがあると便利だなーと思ったので、私も記録を残しておきます。


メキシコシティについてのまとめ

  1. 一日目は高山病に気をつける。お酒は飲まない。あんまり動き回らない。疲れない旅程にする。

  2. 歯磨きとかのお水もペットボトルのお水で!水道のお水は使わない 。実際のところ水道の水は飲めるほどに改善されているらしいのだけど、パイプが古いから飲まないほうがいいらしい。

  3. 治安は言われるほどそんなに悪くない。1人でウロウロしてたけど観光地ばかりで大きい道路で人も多いからか危険とかは感じなかった。だいぶぱかぱかしたカバン持って行ったけど、スリとかにも遭ってない。警察がいたるところにいる。

  4. なんか寝てる時にめっちゃ蚊に刺されたので虫除けがあったらよい。

  5. ラッシュアワー時にバスを使うと目的地に着くまで永遠にかかる。あと電車のラッシュアワーも、東京の満員電車みたいになってて私ドアに挟まれて持ってかれるとこだった。

  6. 英語はほとんど通じない。大事なことはGoogle翻訳とかで話したほうがいいと思う。私はホテルの部屋変えてもらうのとかGoogle翻訳でなんとかした。あらかじめちょっとスペイン語勉強してきたらよかったと思ったし実際旅行の途中からDualingoでスペイン語勉強し始めた。

  7. お金は街の銀行のATMで降ろした方が手数料も安いしレートも良い!空港のATMや銀行は手数料がアホみたいに高いので絶対に使わないほうが良い。いろいろ比べたけど手数料はBanamexが1番安くて、Saunderが2番手。手数料は200-400円ほど。7日間いたけど現金は全部で2万円くらいで済んだ。残りはクレジットカード(2万9千円くらい)などを使った。7日間の合計5万円くらいなり!

  8. できれば空港でメトロカードを買っておくのが良い。メトロの駅にしか売ってないんだけど、カードの発券機がない駅もあるし、窓口ではカードを販売していないので。

  9. eSIMが使える人はAiraloがおすすめ。私の同行者がコンビニでSimカード買ってたんだけど、そのSimは電波がマチマチのところ、Airaloはどこでも電波通っていた。ただデータを消費しやすいので使わない時はRoaming Offしとく方が良い。

  10. メキシコの歴史とかをYouTubeでもポッドキャストでも良いのである程度把握していると博物館や美術館が楽しくなる。私は事前学習でめちゃくちゃAztec(アステカ)の文化に魅了された。

  11. 屋台のタコスとかめちゃくちゃ美味しいのだけど、人が並んで賑わってるところ、目の前で焼いてるところを選ぶのが良い。なんか一回焼かれてないやつを再度焼く(説明)タコス食べたら腹下した。

  12. メキシコシティの都市部はしょっちゅうお掃除やってて水の洗剤が流れているのでサンダルよりも防水のスニーカーとかのがおすすめ。あと道にたくさん穴が開いてるから、下見て歩かないと足が持ってかれる。実際同行者は片足おっことしてた。

とてもよかったところ(感動した順)

Tepoztlan(テポストラン)

かわいい壁画がいたるところにたくさんあるカラフルな街

めちゃくちゃ可愛かった!
大分でいうと湯布院みたいなところ。メキシコシティの旅行の中で1番好きな場所。メキシコシティからバスで1時間半くらいにある(ちなみにバス代は片道一人1800円くらい。メキシコで払ったお金の中で一番高かった!)
テポストランはマヤやアステカよりずっと昔から先住民の方々に住まれていて、その歴史が今日も受け継がれているそう。
スペインが侵略する前(プリ・ヒスパニック)の先住民の料理が食べれるんだけど、それがめちゃくちゃ美味しかった。基本ビーガンなんだけどハーブなのかスパイスなのかが効いていてスープもコロッケ(tlaltequeadas)も美味しかった。公園の横のマーケットで食べました。週末に行くと、ストリートが歩行者天国になってマーケットが並ぶそうだ。

Aztec(アステカ)って名前のスープと、tlaltequeadasと呼ばれるプリヒスパニックのビーガンコロッケ

テポストランには山の上にPulque(プルケ)の神様を祀っている神社があって、その山に登るのが旅行者としての巡礼(pilgrimage)のルートのようだった。

メインストリートの奥に山が見えてる。

プルケは後述するけどめちゃくちゃ美味しいメキシコのお酒で、これまたプリヒスパニックの時代から飲み継がれている「神の酒」と呼ばれるもの。わたしは大好物になり軽く3リットルは飲んできた。

それで山登りしたんだけど、これがもうしぬほどきつかった。どこのレビューよんでもchallenging(きつい)って書いてあって、2.6キロだし、平均登山1時間36分で早い人は45分で登れるらしいので大丈夫だろうと思ったら、まじできつかった。
まず手すりとかないし、階段なんてもんじゃなくて岩の上を四つん這いになるようにして獣のように登って、めちゃくちゃ急な崖みたいなところを登るから、ここで気を抜いたら死ぬなって局面が多々あった。
1時間で登って30分かけて降りたんだけど、途中で脱落している人も見かけた。でもその後に飲んだチャラーダやモヒートやプーケはめちゃくちゃ美味しかった!

道なき道をのぼる。ちなみに途中にもてっぺんにもトイレはない。途中で水売ってるけどぼったくり値段なので、お水はもってきたがよい。

Pulquería La Antigua Roma

神の酒プルケ

私はお酒が大好きなので、メキシコに行ったらチェラーダやプルケを飲みまくるぞーと思ってて、チェラーダはちと酸っぱすぎてアレだったのだけど、プルケは本当に大好物になった!!そうさせてくれたお店がここ。ホテルの近くだったので、毎日かってくらい通った。店のおじさんに顔も覚えてもらった。
プルケは下の写真みたいなでっかい maguey (agave)と呼ばれる植物から取り出した樹液を発酵させたお酒。アルコール度数はそんなに高くなくて、3-4%くらい。発酵が進みやすく繊細なお酒なので、メキシコでしか飲めないらしい。なので一生分飲んできた!

Pulque - World History Encyclopedia

発酵酒なので、ナチュラルと呼ばれる味付けてないオリジナルのはヨーグルトみたいな、ちょっと酸っぱくてコンブチャのイーストの感じが強くて好きな人は好きそうな癖のある味なんだけど、フレーバーのがこれがめちゃくちゃ美味しい。行くたびに違うフレーバーを売っていた。
ちょっとトロッとしていて、飲みやすくて、最高。ごくごく飲んだら腸がぐるぐる喜んでいた!(うちで手作りで作ってるコンブチャ飲むと同じ反応する)
Pulquería La Antigua Romaはいわゆるクイアストリート(バンクーバーでいうデイビーみたいなところ)を抜けたところにあるんだけど、客層が他のプルケリア(Pulqueria、プルケバーのこと)よりチルだし音楽もうるさくないし、何よりめちゃくちゃアットホーム!一人でも来れた。
そして私たちは最初、閉店(夜9時)1時間前くらいに来て、もうナチュラルしかないよ〜と言われていたのでナチュラルをグラスで頼んだ(30ペソ)のだけど、おじさんがサービスで別のフレーバーのグラスもくれた!
英語通じないからGoogle翻訳で会話してたのだけどここのプルケリアは本当にいい人しかいなかった。

500mlプルケは40ペソ(300円くらい)

Museo Nacional de Arte (National Art Museum)

なんか興奮しててこんな写真しか撮ってない。

内装がめちゃくちゃよくて、とにかく展示されている絵がどれもすごい良くてめっちゃテンション上がる。説明は基本スペイン語なのでGoogle翻訳を使った。
2階はパワフルな絵がたくさんでまじでパワースポットだった。ちょうどRodrigo Pimentelっていうメキシコ出身の画家さんの展示があったのだけど、もう見ているだけでビシビシ血管に電気が流れるようなパワフルな絵が続いて、そこを離れた後もドキドキしていた。これは直接その場で見てほしい。
3階は宗教画が多いので神学とかに精通してたらすごく楽しめる。
デカすぎる絵画に感激した。

Platano (プラタノ:メキシコの揚げバナナ)

Café El PopularのPlatano、これで800円くらい。

場所じゃなくて申し訳ないけど、Platanoはどこのファミレスにも売っている。
私はメキシコ一日目の最初のごはんでこれ食べて、美味し過ぎて飛び上がった。メキシコにきたことめっちゃ良かったと思った。
美味し過ぎたので毎朝食べに来ることになった。一生分食べてきた。
Café El Popularがホテルの近くにあったのでそこでよく食べたけど、ほかのレストランで食べたのもとってもおいしかった!(レストランの名前忘れた)
ちなみにファミレスはCafe la casa de Tono enもおすすめで、ここで食べたポゾレ(Pozole)が最高に旨かった。めちゃくちゃ安いからか、週末は長蛇の列ができていた。

Church of San Francisco

メキシコはスペインの影響でカトリックの教会がたくさんあって、どこも基本無料で入れる。ゾカロ広場の有名なところとか、めちゃくちゃでっかいThe Basilica of Santa María de Guadalupeとか、ストリートで見かける教会とかに行ったんだけど、ここのサンフランシスコ教会はなんていうか、空気が違った。ミサのあっていない静かな時間にいったのだけど、雰囲気が神々しくて、吸う空気が冷たくて、密があって、とっても心が落ち着いた。
1600年代に建てられた、メキシコの初期の植民地時代で一番大きくてパワフルな教会だったそうだ。
メキシコシティの繁華街って基本めちゃくちゃうるさくて、その真横にあるのでギャップもすごかった。なんでここは特別な気持ちになったのか不思議なパワースポット。

National Museum of Popular Culture

これはメキシコの代官山と呼ばれるコヨアカン(Coyoacán)エリアにあるんだけど、とってもちいさいかわいい博物館なのだけど、かわいいものが好きな人にはめちゃくちゃ刺さる博物館。
展示されているものがぜんぶかわいすぎて、めちゃくちゃ写真撮ってしまった。週末だったからか、入場は無料だった。

Cable Car(ケーブルカー)

この日お腹壊してて朝寝込んでいたのでチル活動としてケーブルカーに乗ってみた

ケーブルカーはめちゃくちゃチルだった。40分の長めのやつと30分の短いのがあるんだけど、せっかくなのでConstitution de 1917駅に行って40分の長めのに乗ってみた。

いろいろ途中下車する駅はあるんだけど、メトロに乗るなら最後の駅まで乗っておかなくてはならない。ちなみに途中でケーブルカーの乗り換えがある。

ケーブルカーは最大10人くらい乗れるみたいだった。当たり前だけど私たち以外はみんなふつーに公共交通機関として利用してる人たちなので、私たちがすごいすごいと騒いでいる中、みんなシラーッと携帯みたりしてるからシュールだった。
たくさん壁絵が見えたり、メキシコの住宅街の日常が垣間見れたりして個人的にすごくワクワクした。

街のいたるところにこういうかわいい壁画があった

おわりに

ほかにもいろいろ有名な場所にいったのだけど、特にわたしが個人的にメキシコシティのすごく感激したところはこんな感じ。
しかしなによりも人があったかすぎた。
ホテルの人はもちろん、道でちょっと質問したらわざわざ連れて行ってくれたり、ちょっとおろおろしているだけで助けてくれたり、目があったらにっこり笑ってくれたり、メキシコの人のあたたかさに触れて、空港にいくタクシーの中で寂しくてちょっと泣いてしまった。
タコスでおなか壊して寝込んだり、The Basilica of Santa María de Guadalupeの教会に行くつもりが、Santa María de Guadalupeって似た名前の全然違う場所に2時間かけて行ってしまったり、いろいろハプニングもあったけれど、今回の旅行でメキシコが大好きになった。
今度行くときはしっかりスペイン語を勉強して、ちゃんと町の人と話せるようになって行きたい。歴史も付焼刃でなく、ちゃんとどうメキシコの人たちが植民地のパワーに抵抗してきたのかなど理解して行きたい。
できたらマヤの色濃く残るユカタン半島や、グアテマラにも興味がある。とにかく最高だったので、スペイン語の勉強がんばるぞー!


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