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良いモノ拾った。

何処かからの書き起こし。
ただ、ホントこれ。

『理論=キー=音程』『外し=グルーヴ=文脈』

理論の出番は問題が起きた時だけだ。理論は道具。(車で例えるなら、道具箱はトランクに置くもので座席には置かない)。使わずに住むなら越したことはない。

客は私がどれだけ理論を知っているかを見に来る訳じゃない。パッションを聞きに来るんだ。ただし、「このコードで何か弾け」と言われたら理論の出番だ。しっかり理論を学んだ人なら、理論について考えなくても演奏ができる。

私たちが理論を学ぶのは正しい音を出すためだけど、人の注意を惹くかっこいい音はそこから外れた音だ。理論から外れた音を出すために、理論を十分学ぶ必要がある。その「外し」こそが人の感情を掴むんだ。

グルーヴがあるから人は踊るんだ。キーがあるからじゃない。この音は全て正しいんだ。ただしこれらを正しい音たらしめているのは音程(キー)じゃなく文脈(グルーヴ)だ。音程を学ぶってのは文脈の中での役割を学ぶってことだ。グルーヴという文脈が既にそこにある時は、どんな音でも置ける。

リズム隊のミュージシャンはただ一緒に演奏をするだけが仕事じゃない。主役の音を引き立てる演奏をするのが仕事だ。

私はここで複雑なことをしたり、色んなフレーズを弾いたりしなかった。ただ彼の演奏を引き立てる音を出していた。彼の音を引き立てる方法を私は知っているから。私たちはそういうことを教えない。教えているのは自分の音を良くする方法ばかりだ。これは教え方の話。

あなたもギターというリズム隊の一員だから、他のパートの音を引き立てるのがあなたの仕事だ。あなたにそれを教えてくれる人がゼロ人だったのが、あなたが理論で悩む原因ではないか。

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