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革新的投球パフォーマンスを読んで。

革新的投球パフォーマンスを読んで。

まず表紙に普通の高校生でも毎日50分の練習で140㎞を投げられると書いてあります。
正直これを見て買ってしまいましたね。
この毎日50分というのは、広島の武田高校という野球部が文武両道で毎日50分という練習のなかで著者の方が日本の野球の基本である走り込みや振り込みをなくして効率よく練習をした結果この武田高校から多くの140オーバーピッチャーを排出したというところから来ています。

野球は、ストレートの速さだけが全てではないですが速さがないとスタートラインに立てません。
しかし、私は速さに魅了されてつぶれていった投手も何人も見てきました。
正しい情報を取捨選択して正しい努力をすればしないといけない時代なのです。
この本は、そういった正しい情報がつまっていると思います。
速さは、麻薬とよく言いますが、速さがないと生きていけない。
だったらどうするべきか考えていきましょう。

本書は、まず身体の使い方について書かれています。
日本の野球の基本として、軸足にためて上からボールを叩きつけるようにリリースしろと教わります。
間違いではないですが、人によって正しくない場合があります。
その見極め方や測りかたなど詳しく載っています。

次にピッチングのメカニズムから何が必要なのか4つの要素にわけて詳しく書いてあります。
この内容は目から鱗でした。
これがわかってない選手から怪我や伸び悩みが発生しているのだと思います。
また、トレーニングの詳しいフォームなどが載っているので参考にできます。

次にピッチングに必要な感覚についてです。
140㎞を投げるのに必要な筋力や柔軟性があってもそれを引き出す感覚がなければいけません。
身体操作がしっかりできてこそ動きがスムーズとなりピッチングにいい影響を及ぼします。
つまり投げるの能力があるだけでは、ダメなのです。
そういった場合どうすればいいのかトレーニングの方法が書かれています 

次にスクリーニングをかけて課題を探すというものです。
自分の課題はどこにあるのか主観では、とてもわかりづらいです。
そういう私もそこで壁にぶつかりました。
あらゆるエクササイズや野球のギアを使用して課題を克服するためのプロセスが詳しく書かれています。

次に故障リスクの軽減関することです。
野球選手は、故障が付き物です。
いかに故障をせずに投げることができるのかが野球人の一生の課題です。
しかし独学では、とても難しいですね。
トレーナーがついているプロ野球ならまだしもアマチュアは特に故障を気を付けなければなりません。
故障をしないためのエクササイズや重要性について書かれています。

最後は最新のテクノロジーで改善するです。
ラプソードは、アマチュアでも馴染みにあるものになってきました。
その使い方や活用法。
他にも使える最新テクノロジーについて詳しく書かれています。

以上のように基本トレーニング方法の写真解説がメインですが、なぜこのトレーニングやエクササイズが必要なのか詳しく書かれています。
これを熟読し、実践、継続することが140㎞の近道です。
ただ日々の練習をこなすのではなくこういったプロの練習をこなし効率よく練習するのが今の時代のスタンダードなのです。
自分で情報を取捨選択していきましょう。
この本は、そういった面では、著者の方は、オリックスの投手を何人も指導してきた人なので安心できると思います。
現にオリックスの投手みんなすごいですしね。

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