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少年院、少年院と就労支援、沖縄のヤンキーのことを知りたい、知った。そして、グラフィックレコーディング

昨日「社会から隔離された少年たち」という講演会に参加しました。

第569回「社会から隔絶された少年たちーどんな状況にあっても立ち直りができる社会とするためにー」
http://www.okinawa-u.ac.jp/chiken/ex_lecture/17222

以下グラフィックレコーディングを参考に文字起こしというか要点おこしをしてみました。

スマホで3時間かかってしまいました。パソコンがよかったかなぁとおもいながらも。とりま、作業の流れをとめたくなかったので、スマホで。

そして、グラフィックレコーディングをされたのはコトバグラフィカーちょこさん

コトバグラフィカーちょこdoodledo
https://www.facebook.com/cotobagraphicer.choco/?ti=as

テーマは、沖縄の青少年の非行や隔絶について。少年院、NPO、ヤンキー文化のそれぞれ違う分野の三人の講演でした。

※私の理解不足の点もあるかもしれませんが、まずは書いてアップします。訂正は少しずつ……。

★小山さん(法務省)
一人目は法務省の小山さん。そもそも少年院とはなにかを話してくれました。


まず、犯罪を犯した少年は警察が検挙し家庭裁判所に入ります。家庭裁判所には少年鑑別所と併設されており、少年鑑別所は少年の心理などを観察する場所。また犯罪だけでなく、子どもの育児の相談ができる法務少年児童センター機能もあります。

※法務少年児童センター
http://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei_k06-1.html

話は戻り、少年鑑別所などの意見を聞きながら家庭裁判所で処分、処分しない、そもそも審判されない。

処分される場合ので3つ処分をされます。児童自立支援施設、少年院、そして実刑。


3枚目の写真では、少年院の比率や犯罪よ種類の比率、退院後について書かれています。最近の少年院の子を見ていると、多様化しており、家庭の事情や虐待からの非行や発達障害など、社会から生きづらさを感じている子が増えているのではと感じているとのこと。

また退院後はなかなか帰る場所がない子が多いとのことです。グラフでは雇い主元、施設、ひとり親家庭など。特に保護者が引き取りを拒否したり、そもそも親が居なかったりなどの要因で雇い主元や施設が近年多くなっているとのこと。


少年院の中ではいろいろな退院後に社会に馴染めるような訓練や矯正訓練をしているとのこと。最近では、復帰後はパソコンができななければ仕事につけないからパソコンを覚えさせたり、なんとプロラミングなども。その他に、糸満の女子学園では殺処分される犬の家庭犬へ育てる訓練を。

※命の大切さ学ぶ 殺処分予定の犬を家庭犬へ訓練 沖縄女子学園の園生
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-909557.html

課題は3つあり、帰るところがないこと、医療関係などの引受施設がない、就労支援とのことです。

左半分の写真
その課題を克服するために、少年院では一歩変わろうとしており今まで少年院で完結したことを、退院後に支援してくれるNPO法人(例えば今から書く育てあげネット)や、外部の方が少年院に来てもらってアニマルセラピー、-上の女子学園のような-、教育の見直しなど。しかしながら、成果はなかなか見えてこないとのこと。


★工藤さん(NPO法人育て上げネット)

Twitter
※認定NPO 育て上げネット https://twitter.com/sodateagenet?s=09
※工藤啓@育て上げネット https://twitter.com/sodateage_kudo?s=09


上の写真の右半分
そもそも育てあげネットとはどいう組織か。まず働くことと働き続けることを支援する団体とのこと。就労支援をしている団体です。

※NPO法人育て上げネット
https://www.sodateage.net/

自分はこのひとの話を聞きたく、この講演会に参加しました。というのも、自分は働けなかった時期があり、そこから働くことへのハードルというのを知っているので、このような働き続けることことを支援している団体には興味があり、かなり前から工藤さんことは存じてました。

就労支援のために大切にしている行動は、働くことを斡旋するというよりは働くを伴走するということ。一般の社会で就職して働くことが、その人の特性や障害などで難しいとき、どのように働くか、生きやすいか、そもそも働くべきか否かを一緒に考えるっといった印象です。

1つ例をあげていました。

ある女性が異性と面を合わすことができないので一般の会社に勤めるのは苦しい。どうしようとなったとき実は、イヤリングを作るのが好き。でもそれしかできない。

そんなとき、じゃあネットで売ってみたらと進言したそうてす。(メルカリやbaseなどでできます)

とりあえず1点3000円で5点ほど出品したそうです。すると次の日にはすべてソールドアウト。
好きなことでお金が得られたという経験で自尊心を高めることができた。でもこれだけでは生活はできない。でも自尊心高めて自信がついたから、週3のアルバイトならできるかも。

ということで週3のアルバイトで安定した収入を得ながらイヤリング作りで収入。自分でお金を作るということができた!


このように、今の時代は就職することだけが全てというわけでなく、スマートフォンでイヤリングを売ることで生計を建てることもできるし、起業することもできる。今の産業構造を就職だけが全てじゃない。

その人にあったカードを切れるための団体。上の例ならイヤリングづくりがカードだった。

そういう活動していく中で少年院から退院した後でなかなか仕事につくことが困難だったり、少年院と就労の間を繋ぐ人がいないということを知った。ここの支援に入れないだろうかと、ここ5年間取り組んでいるとのこと。

そのためには自分たちだけではできないため以下の4つが大切だど。
・多様な仲間の獲得
・具体的な支援
・問題の社会化
・資金調達

多様な仲間の獲得については、すいません、話を忘れてしまいました。

具体的な支援とは、例えばパソコン一式など。そもそも退院後は何もものを持っていない子があるからその子が退院後困らないように、物理的な支援などを準備しておく。

問題の社会化とは、かんたんにいうと、ふつうの人に、こんな問題があるんですよっと広報すること。この講演会もそのひとつ。

資金調達、これがとても大切でそもそも上の活動はお金がないとできないこと。なので寄付やクラウドファンディングをお願いしたいとのこと。

この資金調達の例えが面白くて、例えば国からの資金援助の場合、対象の子にステーキを奢ろうとすると、納税者からは「なぜ俺らのお金で奢らせているんだ」と言われる。なので自由なお金というのが必要。

さらに、子どもに奢らせるときに「自分たちのお金なんだよ」ではなく「みんなが寄付してくれたお金なんだよ」と伝えたほうが効くとのこと。

とりま、クラウドファンディングのリンク貼ります。

※少年院を出院した子どもたちに寄り添い、更生自立を支え続けるプロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/73714

個人で月1000円の募金ができます。

最後にとても留意していたことが、こらは加害者の支援のように見えるけれども、加害者も被害者もどっちも大切な支援。っていう人が入ればその社会が増えるだろうと。


★打越さん(沖縄のヤンキーの若者への実態調査から)
まず、結論として、ある社会の支援するたてに彼らの世界を「理解」することが必要。他者の合理性の理解が必要。(これはあらゆる環境問題、時事、覇権、利権関係に通ずるという感想も持ちました。)


2007年から沖縄のヤンキーについて研究。なぜ、ヤンキーは地元から離れられないのか。

研究といっても直接ヤンキーにインタビューや暴走族にインタビューって難しい。

そこでとった調査方法が「参与観察」

※参与観察
https://kotobank.jp/word/%E5%8F%82%E4%B8%8E%E8%A6%B3%E5%AF%9F-515023

ざっくりいえば、自分もヤンキーの中に入れてもらって、その中で絡みながら調査したみようと。暴走族や建築現場、時にはパシリにされたり。これを10年ぐらいやった。

されをまとめた本が以下。

※打越 正行 ヤンキーと地元 (単行本)
https://www.amazon.co.jp/dp/4480864652/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_oClsEbSB05FAT

沖縄のヤンキーは自ら学校を去るヤンキーが多い。本土とは違くて、学校に行けば働けるという考えはなく、学校から出たほうが先輩との繋がりを通して働き口がある。だから学校に通う必要がない。けっこう合理的。

沖縄には独特の先輩後輩文化がある。これは学校だけでなく、学校卒業後も、ヤンキーの中でも、会社の中……特に建設業でも。

(ここの趣旨あっているかどうかですが)非行に走ってしまうヤンキーはなかやか地元からぬけだせないのは、先輩との繋がりが強い。

先輩がいなければ生きて行けないほど。さらに沖縄の建設業の問題も絡んでいる。

本土では経済成長があった。また製造業でも昇格や年功序列や終身雇用、さらには企業型組合があった。

例えばトヨタ式は学校の教育とマッチしていて、端的に言うと学校をうまく乗り切ればトヨタの工場もうまくいける。

悪いことではあるが、生活指導の先生が「お前悪い子としたら社会に出られないようにしてやるからな」という脅し文句でのしつけ方は効き目がある。なぜならば、その後製造業でも同じで、学校でサボると怒られると同じく、製造業でもサボると怒られる。

しかし、沖縄は違う。そもそもトヨタのような製造業がないので、学校のしつけはその後社会に出ても通用しない。なので先生の言葉は響かない。

製造業はないため建設業になる。建設業にはマニュアルがなく、上の先輩の命令で動く感じ。


ちょっと沖縄の建設業について説明。
沖縄は本土の大手ゼネコンより受注することが多く、末端で単価が安い。また建設業は景気に左右されやすく、沖縄の建設会社は10年に一回倒産する。このように、沖縄の建設業は不安定なため談合で乗り切る。さらに、建設業は地元の先輩後輩で構成されているので、倒産させないために、例えば、後輩を切り捨てたり、この言い方じゃないな、例えば、仕事がないときは、後輩に、今日は来なくても大丈夫だよ、って感じで、後輩は調整弁の役割をしている。

給料の支払い遅れはもちろん。

彼らが地元にこだわる理由。
前述したとおり、学校にいっても、その後の仕事の見通しもなく時間のムダ。それだったら地元の仕事に通じている先輩とつるんでいたほうが合理的。

というよりも、建設業はマニュアルがないため、先輩と3-4年つきっきりでないとノウハウや独特の言葉「えっ!(そこにある木材を)とれ!(ここに置いておけ!)」という言語を習得することができない。

この教育は学校では教わらない。

実は、沖縄の建設業は社長から先輩後輩の関係があり、社長の後輩が専務、その後輩が係長、その後輩が………というように縦の繋がりが強い。


質問
★小山さんへ(法務省)

Q少年院として限界があると思うが、どこまで広げられるのか。

A中だけで通用しないものと連携。
例えば、古典的にやっていたレース編みに本当に意味があるのか。外の手伝いをしたり、先ほど述べた殺処分の犬を育てるなど、社会に貢献するようなことができるのではないか。

Q職員の意識や連携は?仕事量が増えてコストがかかりますよね?

職員とよく話合う。

さっきのレース編みのようにそれは今やっているものに意味があるのか。違うもののほうがいいのではないか。だからといって、レース編みをすぐにやめることができず、なぜならば、レース編み先生の仕事がなくなる。(渡部の推測、他の分野でもすぐに置き換えることができない。)

だから、職員の皆と話あうことが必要。

★工藤さんへ
Q「寄り添い支援について」他との連携は(BBSなど)

※BBS(Big Brothers and Sisters Movement)
http://bbs-japan.org/about/
→犯罪や虐待、引きこもりを兄や姉のような立ち位置で一緒に悩み一緒に楽しむこと。

A連携コストを考える。
例えばIT。(おそらくSkypeとか。)
今チャレンジしているのは、自由な職員。育て上げネットに所属はしているのだけれども、釣りバカ日誌の浜ちゃんのような自由な立ち位置の人。

言われたらやれる人、どんな状況にも合わせられる人、最強なスペシャリスト。

(渡部の所見だが、こういう人はほんとうに必要で、虐待の現場なんかいつ何時起こっても対応ができる人とか必要なのかなと。)

そういう人は、役所関係に勤めたことがある人、経営をしたことがある人など、それをほとんどやっている多様な人がふさわしい。

Qソーシャルインパクトはどうなのか

※ソーシャルインパクト
https://kotobank.jp/word/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88-1714947
(渡部ではこの用語がいまいち咀嚼ができず…おそらく取り組みにおける社会的影響で、さらにそれを数値化してその取り組みを評価することだと思います。)

A非行、少年院、引きことりというテーマはかなりマイナス。これを改善することはインパクトが大きい。

★打越さん
Q沖縄の建設業をビルドインすることはできないのか。

Aそのためには、県内の仕事は県内で取らなければならない。

Q地元から抜けることはできないのか

A学校、NPOから仕事に繋げられない。だから地元に行かざる得ない。

(ここで工藤さんの発言)

今は産業構造が昔と変わって違う。確かに安定は正社員かもしれないけれどもそれが安定とは違う。雇われる以外のカードを持っておく。

(打越さん)
そうはいっても、地元との関係を切る職業は難しい。地元でやっと仕事が見つけられたのに。


★最後に沖縄にできるととは

A小山さん(法務省)
沖縄は都会とは違って地元ごとアップデートできるのではないか。東京だと、地域の繋がりが薄いから、そこに地域のサポートが。

A工藤さん(育て上げネット)
目的を「再犯防止」とするならば「より良く生きていくには?」と切り離して考える必要がある。NPOでも一人でも二人でもカードを切れるように。

A打越さん(ヤンキー研究)
それにはとにかく、沖縄の建設業界自体の安定なんですよ!10年に1度倒産するってなんなんですか。この状況を打破しなくては。

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渡部敦則 青森県三沢市出身、沖縄県在住。短歌詠みます。 国民文学所属 第二同人 最初は短歌を中心にしたかったけど、思ったより色々な物事を言葉にしたくなったので、色々のメモ

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