最近の話

社会人になって5カ月が経ち、文章を書くことがほとんどなくなった。続けていたライティングを中断し、やっていた本の感想文執筆もやめていた。ただ、やっぱり文章に触れていたいという気持ちが最近になって再び出てきたので、まずは最近あったことを書いてみようと思う。


・今の仕事は工場での現場作業だ。本来の所属は開発系でPCをカタカタする仕事だが、開発系の社員はどこかのタイミングで、3ヵ月間の現場実習にいく、という決まりがある。それは1年目のうちに行くかもしれないし、2年目のうちにいくかもしれない。入社して早いうちに行くことになっているらしいが、自分の場合は先月の8月中旬から11月末までの期間に割り当てられた。そして今、ちょうど1ヵ月が経った。1ヵ月現場で作業をして思ったのは、結構きついこと。実習3日目にして手が腱鞘炎になったり、毎朝起きると体のどこかしらが筋肉痛だったり、肉体的な痛みが毎日ある。ただ、体をいっぱい動かす分消費カロリーはそこそこ多いので、ご飯をたくさん食べても太らない、という点はいい。仕事終わりのアイスも、夜ご飯にお米をおかわりしても、お菓子を食べすぎてしまっても、罪悪感はない。だって動いてるんだから。ご飯をいっぱい食べて、残りの2ヵ月もなんとか頑張りたい気持ちである。

・工場には日本人だけでなく、インド人やベトナム人など外国の方が多くいるのだが、彼らは本当によく喋る。何をそんなに喋ることがあるのかと思うくらい、よく喋っている。その分、仕事前や休憩中、仕事終わりではよく笑っている。彼らは会うと何かしら喋り、笑っているのだが、それは彼らなりに仕事を楽しくするための1つの手段なのかなと思った。ただ、本当によく喋り休憩中も大きな声で喋っているので「ちょっとうるさいかも」と思うときはある。たまに。

・現場の先輩(Aさん)と、他の作業場の先輩(Bさん)が仲良く喋っていた。どうやら初対面らしいが、AさんにとってはBさんがすごくいい人らしい。「喋りやすくて好きだ」とも言っていた。「喋りやすい」というワードを聞いて、そういえば中学生の時、好きなタイプは?と聞かれると「喋りやすい人」と答えていたのを思い出した。喋りやすいか喋りにくいか、というだけで好きなタイプか否かを決めるのはちょっと違うような気もするが、当時の自分にとって「好きなタイプは可愛い子です」と言うのは、カードゲームでいう禁止カードみたいなものだと思っていたし、好きなタイプ=喋りやすい人でうまく乗り切れていたので、それでよかったのだと思う。「喋りやすい人」と聞くと中学生時代を思い出す、という同志は自分以外にもいないだろうか。とても仲良くなれそうな気がする。

・他の部署に訓練として1週間ほど行った。その部署にCさんという先輩がいた。物静かな人で、上司からの言葉に不愛想に返事をしていたので印象はよくなかった。だが、初めて自分に声をかけてくれた時、その内容が「ねえ、ブリーチって読んだことある?」だったので、少し笑ってしまった。「出身はどこ?」とか「今何歳?」とかじゃないんだ、と思った。話してみるとすごく面白い人で、特に印象深かったのは定期的に献血に行っている、という話をしてくれたことだ。身近で献血に行っているという人をあまり聞かなかったので、Cさんから聞く「献血はいいよ~、ジュース飲み放題だし、何より良い事だしね~。献血してるから偉いってわけじゃないけど、まあした方がいいことではあるじゃん~。めちゃ感謝されるんだよ~。」という献血話は新鮮だった。ジュース飲み放題、という点を推していたのも印象に残っている。
また別の日に、Cさんの上司が結婚をしてマイホーム購入を考えているらしい、という話になった。そこから、将来結婚はしたいか、という話になり、またそこから恋人の話になった。Cさん的には、恋人はつくるものではなく出会うものだそうで、「好きな人と出会ってもないのに、彼女欲しい~とか言うやつ、本当意味わかんねえよな~」と言っていた。やっぱりこの先輩が好きだと思った。


久々に文章を書いてみると、なんだか楽しい。思っていたことを書き出してみると頭の中がスッキリする。気まぐれに続けていきたいなと思う。


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