第1回:家事は罰ゲームなのか 〜 その感情に名前をつける
家事は罰ゲームなのか
マダムです。
あなたがいちばん嫌いな家事は何ですか?
私はゴミ捨てかなあ。
決まった日の決まった時刻に出すって、みんなと同じような時間割で毎日を過ごす前提で無邪気に作られてると思う。ゴミ出せないと生きてけないしお金で解決できないし、急所を世間様にガッチリ押さえられてる感じが嫌でした。
今はマンションなので、いつでもゴミ置場に出せます。夫がやってるけどね。
ちょっと前に「名前のない家事」とか「名もない家事」って言葉が流行りませんでしたっけ。
職場や仲間うちでは率先してこぼれ落ちた仕事を拾いまくってるあなたも、家じゃ担当外の家事は気づかないふりのがまん比べ。
耐えきれなくなった方がやるか、「俺の方が稼いでるからお前がやれよ」って理不尽なマウント攻撃を、認めるつもりはないからとブツブツ愚痴りながらも結局あなたがやるのか。
これじゃあ、まるで罰ゲームだ。
いったん「罰ゲーム」と名付けてしまうと、「罰ゲームをやらされてる私」に敗北感がつのって、もっとみじめな気持ちになる。
だから、今日もツイッターは愚痴ツイートであふれ返っていて、みんな仲間同士で慰めあってやり過ごしてる。
いいんだけどね。最強フリーランス目指して頑張るのもいいんだけど。でも、
いくら稼げるようになったって、
毎日罰ゲームをやらされる、その度に傷つくあなたの心の闇は
手当もせずに放置されたまま。
外に目を向けて憧れを持つのもいいことだけど、
まずはあなたの心の平和を取り戻しませんか?
このnoteがあなたのしんどさを少しでも軽くできれば幸いです。
アンタの分のスイーツは買わねえぞザマアミロ
「言語化」するには、実はいくつかの段階を踏む必要がある。
1. 問題を自覚する
2. 自覚した「もの」の解像度をあげる
3. 的確に表現する
自分で気づいていない気持ちは表現できないし、気づいたとしても、「ダンナ腹立つ、許さん」とかありきたりの言葉ではその人だけの心のひだは抜け落ち、「腹立つっていうか、ムカつくっていうか・・・なんか違う・・・」ということになる。
問題の自覚について
無意識下の問題点は捕まえる方法は簡単、日常の意思決定場面を思い出して、「なぜその選択をしたか」を突き詰めていけばいい。
例:コンビニの新作デザートを自分の分だけ3種類買って食べた。旦那の分は買わなかった。ざまあみろ
深掘り:「ざまあみろ」とは → ①馬鹿にする気持ち+②鼻をあかしてやった → 爽快感?怒りをぶつけてもいる → ②「鼻をあかす」=マウントに対する恨み、ささやかな復讐 → 「ささやかな」ってことは表立ってはしたくないってこと → ②-1 恨みつらみを世間から隠したい+②-2 決定的なダメージを与えたくはない → ②-1 なぜ世間から隠したい? → 仲の悪い夫婦と思われたくない → なぜ?ツイッターでは仲の悪い夫婦ネタを披露しているのに → リアルの世界で仲の悪い夫婦として認定されるのはいや → なぜ嫌か? → 惨めになるから、子どもに悪影響があるから →「惨めになる」=他人との比較=劣ると思うことが辛い・嫌だ=自分は不幸な人間の側に分類されたくない → 自分は「普通でありたい」という気持ちが捨てられない → 「捨てられない」理由は? → 私は普通である=私の家庭は普通である、と思い込みたい → 人と違うことへの恐怖?プライド? ・・・
どんどん枝分かれするので図で書くのがいちばんわかりやすい。紙に書くのがお勧め。
なぜ?を繰り返して深掘り。トヨタでは5回なぜを繰り返せという手法があり、本にもなっているそうだが、お手軽で有効な方法だと思う。
最後まで読んで頂き、ありがとう。
第2回のテーマは「特定した問題の解像度を上げる」の予定。お楽しみに。
ここまで読んで下さってありがとう! 働きたい主婦が能力を活かせる仕事に就ける世の中に変わっていくよう、あなたの声を聞かせてください。