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BB弾でボールベアリングを作る

ボールベアリングって買うと結構なお値段しますよね。

今回は安価にボールベアリングを作れるよう検討してみました。

ボール部

基本構造は3Dプリンタで作成しますが、ボール部まで3Dプリンタで作成すると、積層痕やサポート除去痕が摺動抵抗となりやすかったり、周辺部品と同一素材だと融着しやすかったりします。

潤滑剤を塗布するとある程度摺動性は改善しますが、ぺとぺとするのが好みではありません。

そこで、以下のBB弾をボール部に使用することにしました。「BB」は「Ball Bullet」(球形弾)の略とも「Ball bearing」(ボールベアリング)の略とも言われています。安価なボールベアリングとして使用できるでしょう。

今回使用するBB弾は6mm径のものです。ABS等のプラスチックを主成分とした材質で、表面を滑らか仕上げてあるので、周辺部品をPLAの3Dプリント部品で作成する場合、ボール部との間の融着は比較的起こりにくいと考えられます。

周辺部品

今回、周辺部品は3Dプリント(PLA)で作成しました。

周辺部品の内訳は、以下の3部品になります。

  • 軌道輪(内輪)

  • 保持器

  • 軌道輪(外輪)

これらを以下のように組み合わせて完成です。

BB弾は保持器の突起部のすき間に圧入したら外れない寸法関係に調整してあります。

また、内径は6mm径の軸が通り、外径は26mm径の穴にはまるように設計してあります。

動作の様子

軽く手で回してみました。

3Dモデル

今回作成したボールベアリングの3Dプリント部品(内輪/保持器/外輪)の3Dモデルは、以下で販売しています。

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