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襟足は短めがすき

想像してた未来はもっと頭上にあって、溢れるのは涙以外のなにかで。夢抱いた大人にはなれていなくて、愛想笑いにも慣れた青春の成れの果て。シンプルな生活、通帳と印鑑。繰り上がらない桁に四捨五入も忘れた。得意だった文学に縋るように書いた、こんな文章にも意味を与えたい。

文章と音楽、感性のリズム感。ありきたりを形容する研ぎ澄ました孤独が、路上に跳ねる飛沫になって靴についた。無知故に枯らした、頬の蛇口は明け方を知らずとも自然に泣き止んだ。詰まりきれないつまらなさ、現実は暮夜けない。されど紡ぐ夕暮れから寂しさは歌いだす。

暗く暗がりに灯したこんなちっぽけな灯が、きっと誰かの犠牲にした生活の断片だ。変わり果てた気もするが身勝手な誤算や、都合よさの支柱には目も暮れないまま。

また今日も日が暮れますね、
そんな詩でした。

今日はここまで、またこの場所で。

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