「はみ出してみる」こと
気が付けば、前に書いてから4か月も経ってしまった。
また少しずつ、書いていけたらと思う。
先日、あるワークショップに参加した。
今のわたしにとって、すごく心に刺さることがたくさんあった。
その中のひとつの言葉。
「はみ出す」
ワークショップの中の文脈としては、
理学療法士などのセラピストや色々な専門職が、
狭い意味での自分の仕事の枠をちょっとずつ「はみ出す」ことで、
できないと思われたことができたり、
みんなが繋がれたり、
とにかく、何かがいい方に変わるんじゃないかな、ということだった。
わたしは激しく同意したし、他の参加者の方々も大きくうなづいていた。
そのことに、今のわたしはすごく救われた。
ああ、間違ってなかったんだな、って。
今まで、わたしははみ出してばかりだった。
「それはあなたの仕事なの?」
「それは私たちの仕事じゃない」
そんなことばかりで、自分の専門性なんて気が付いたらどこかに行ってた。
でも、今必要なことなんだもん。
困っている人がいるんだもん。
他にできるところないんだもん。
そう思っていても、色んな人に違うよって言わて、
気持ちはわかるけど無理だよって言われて、
だんだん自分が間違っているんじゃないかと不安になってた。
だから、このワークショップに救われた。
でも、この言葉を言ってくれたのは、賛同してくれたのは、
支援者側ではなく、支援される側の方だった。
そうか、わたしはいつも、支援される側に立ってたんだ。
そう思えたことも救いだった。
専門職というやつは、お互いの専門性を尊重しなきゃいけないし、
支援者というやつは、それぞれの対象者を特別扱いしちゃいけないし、
組織というものは、ある程度の規範は必要だし、
職場というものは、ひとりでは成り立たないし、
そういうものたちにがんじがらめにされる。
でも、
だから諦めるんじゃなく、
ちょっとだけでもはみ出して、
頑張ってみようと思えた。
そういえば今までだって、
そうすることを応援してくれたり、許してくれたりしてくれた人もいたな。
そういう人たちに、感謝することも忘れちゃいけない。
そんな風に思えるきっかけをくれたワークショップに参加してよかった。
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