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デンマーク政府による、グリーンな食生活キャンペーンはじまる。

コロナも局所的に感染者数が増えている場所があるものの、総体的には落ち着いてきているデンマーク。
気候エネルギー供給省と環境食糧省から、今週『食いしん坊のためのグリーンアドバイス22』が公表され、環境食糧大臣が全国各地をまわってキャンペーンを繰り広げています。

養豚が主要産業のデンマークで「肉食を減らす工夫」

まずは、この22項目を見てみましょう。

・バーガー、ピザ、サンドイッチなどの具が選べる時は、魚かチキンなどを選ぼう
・ポテトスープやトマトスープなど、味を妥協せず、味覚も満足できるメニューを見直そう
・肉のサラダ添えではなく、サラダに肉を添えれば、肉はみんなに行き渡る
・ミートソースを作る時は、人参、セロリ、ズッキーニなど野菜もたっぷり刻んで入れれば、増量できて明日も食べられる
・肉の代わりに、根セロリやパースニップなど、野菜のステーキを食べよう
・バーベキューは肉だけのものじゃない。野菜もグリルしよう
・じゃがいもを主人公に。ハッシュドポテト、ポテトサラダ、トッピングたっぷりのベークドポテトに、肉は付け合せで
・旬の野菜や果物をメニューの中心にして、バラエティ豊かに、気候変動にも配慮して
・世界は広い。インド料理のレンズ豆のダールや野菜たっぷりのタイカレーを作ろう
・野菜料理を1,2品繰り返し作って上手になれば、あなたの新しいおいしいレパートリーになる
・フムスやディップを添えた野菜スティックを食卓に
・ピタパン・サンドイッチの具は、ファラフェルや魚のすり身のフライ、野菜のグリルなどで、トッピングはシャキシャキのキャベツで
・カット野菜も活用。そうすれば、すぐにラザーニャやタルトや煮物に使える
・野菜をメインディッシュにして、ベーコンやひき肉はトッピングに
・うまみをプラス。炒めたマッシュルーム、サンドライトマト、チーズ、フィッシュソースなどを味方に
・パスタ・ボロネーゼは、牛ひき肉のかわりに鶏ひき肉で。トマトピューレ、にんにく、ハーブを加えて味に深みを
・1パックのひき肉を買ったら、すりおろしやみじん切りの野菜やアンチョビ、ケーパス、少しのチリなどを分けて混ぜれば、ミートボールやカレー煮など、いくつかのメニューに使い回せる
・缶入りの豆類は、サラダやスープに簡単に使えて、おいしさを加えるだけでなく、腹にもたまる
・たくさんの野菜と一緒にオムレツやエッグタルトなどを作れば、野菜もタンパク質も同時に摂れる
・醤油、HPソース、酢、フィッシュソースを味方に。肉を使わなくても味に深みを出せる
・市販のパイ生地を使えば、野菜タルトもあっという間。パイ生地は全粒粉のものを選び、サラダを添えれば、お腹いっぱいに
・茹でたじゃがいもや焼き野菜をライ麦パンにのせれば、素早く夕食に

デンマーク政府は、今年の6月に『気候変動適応法』を可決し、2030年までに二酸化炭素の排出量を1990年比で70%削減すると法律で決めました。

いよいよ、デンマーク政府は本気になってきましたね。
農業などの産業界も連携していくのでしょうから、これからの動きに注目です。

私も、Food Communityのプロジェクトの視察にやってくるイェンセン食糧・漁業・男女共同参画大臣に、明日、仲間とロラン市長と共にお会いして意見交換します!

私たちが取り組んでいる、食のインターナショナル・フォルケホイスコーレの取り組みにもつながる政策で、対話が楽しみです。


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