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8/21今週の見立て(テクニカル)

こんばんは、アトレです。少し遅れましたが、テクニカルを今日は発信します。今回も中級者から初心者にわかりやすい解説を行いますね。

まずは肝心なポイントから。株式に最も影響を与える10年債利回りが昨年10月のピーク値4.335%を超えました。これは言い方を変えると、10年債券を持つトレーダーはそのほとんどが含み損になったという事です。当然債券なので、米国が潰れない限りは安心の金融商品ですが、それであっても2007年以来の高値なので、いかに10年債利回りが売られているかという事です。本来は一旦大きく調整が入っても良いポイントなのですが、依然として強さを維持しており、上方向へのブレイクアウト(株価にはかなりの逆風)がある可能性があります。

画像引用元:Tradingview

以下は長期債ETFのTLTのチャート。利回りとは逆相関なので利回りが上昇するほどに下落します。オレンジのラインを超えるまでは不安定な動きになりそうです。また、108.9と120.75は抵抗ラインとなりそうです。特に108.9のラインは何度も上値を試して否定されており、かつ、レジサポ転換している箇所なので抵抗が固く、ここを超えないと安心してロングしにくいと見る事ができます。

続いて以下はナスダック100(US100)の月足チャート。8月の陰線が大きくアウトサイドしており、大きな調整を呼びやすい形をしています
高値圏での大陰線、底値圏での大陽線はその後のトレンド転換を生みやすい傾向があり、これは要注意です。特に5ー7月は陽線が3本並んでいますが、徐々に幅が小さくなり、陽線の勢いが削がれていますので、このタイミングでの陰線は市場参加者の利確の売り(ショート)を呼び込んでもおかしくない値動きです。

では仮に下がる場合はどこまで下がるか?
ポイントは3点が候補として考えられます。
①現在地点
 既に月曜に反発が入っており、先週金曜の底値をボトムにして、NVDAの 
 決算などを背景に再度上昇を開始する可能性があります。ただ、これは
 あまり本命視はしておりません。

②14,207付近での反発(8/29頃を想定)
 このラインは上昇トレンドラインとサポートラインがぶつかるエリアであ
 り、一定の反発が予想されます。

③13,730付近での反発(9/13頃を想定
 ここは昨年8/15の上昇の天井であり、且つ一定のもみ合いが5月にあった
 ラインであり、サポートとして機能する可能性があります。
 さらに移動平均線も見てみるとこのポイントが怪しくなります。

以下は、週足で、緑=50EMA、オレンジ=75EMAです。過去、特にオレンジ線がレジデンスやサポートとして機能しやすく、これら二つとぶつかる箇所では反発を呼び込みやすい傾向がありそうです。

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