ふう

雪国に暮らし猫と話すことが日々の楽しみ。人間も愛らしいけれど、言葉が多すぎてね。  絵…

ふう

雪国に暮らし猫と話すことが日々の楽しみ。人間も愛らしいけれど、言葉が多すぎてね。  絵も残していければと思います。とりあえず今日も猫はごきげん。私もごきげん。

最近の記事

太鼓が風を呼ぶのかな。

7月。 ようやくコロナ前と同じようにお祭りができるようで。 急に風が強くなり、空の雲も早送りしているみたいに吹き飛んでいく。 全線が通過しているのは知っていたけれど (偏頭痛、喘息の生徒が来室したので) 太鼓の音が軽やかに届く。 ドキドキするし、そわそわする。太鼓の音って不思議。 太鼓が遠のくと、雲が晴れ、風も落ち着いた。 夏の暑気を、はらってくれたのかしらね。 和菓子の「水無月」は、暑気を払う氷を模して、小豆🫘の赤色は邪気払いの意味があるのですってね。 買っ

    • ごきげん兄弟

      生まれた時からずっと一緒。 引き取られてもずっと一緒。 お昼寝も一緒。 今日もごきげん。

      • 行きたいところへ行こうよ

        「行きたくない」 と言うのは、悪いことじゃない。と思う。 登校前に、やれ腹が痛いだの、頭が痛いだの、吐きそうだの。 そのまま、ごまかしごまかし過ごしても、ね。 学校はシステムが変わりつつあるから、登校しなくても卒業できる。 オンラインで授業を受けて、単位は32くらい(だったかな)もらえる。 で、あるのに、学校へ行け行けと圧をかけるのは、どうなのかな。 駐車場で車から降りずに泣く子を見ると、なんだかなあ、と複雑。 泣きながら保健室にくる子にはもう、よく来たね、と

        • スキル磨きはいと楽し

          久しぶりに救急法基礎講習を受講。 よろしくない感染症が世界的に流行したため、最近は開催できていなかった。 基幹病院が関わっている講習会なので、定期的に復習するには最適。 参加する方々は、皆さん意欲的で真面目。 緊張しながら手順を覚える姿に、自分も頑張ろう、と思える。ありがたし。 ちょっと怠けていたからね。 歩いて10歩のところにAEDがある。 もしもの時には真っ先に駆けつける覚悟。 できる限り、最善を尽くすことができますように。 コツコツ、スキルを磨くのだ。

        太鼓が風を呼ぶのかな。

          自己紹介

          名前に季節を表す漢字が入っていることは、小さな頃からのお気に入り。 同じクラスに、季節を表す漢字が入っている人がいると、それだけで好感度が上がった。そんな単純な性格。 ただ生活するだけの毎日に、少しでも「他のために」できることを探して、悩んだ末に保健所から保護猫を引き取ることを決めたのは25歳の頃。 猫さんは大切な家族であり、出会えた私は宇宙一幸せ者。わーい。 ちょっと仕事でしんどい時も、猫さんのためにご飯代を稼ぐぜ、と自分に言い聞かせればあら不思議、バリッと前を向いて

          自己紹介

          不安だから、強い口調になるんだよね。

          「どうして私は、人間ドック対象にならないんですか」 と、教員から詰め寄られることは6月頭によくあること。 若かれし頃は、自分が責められていると思い、対応した後は重たい気持ちになったもの。。。職員の健康診断については、習った事もなく、マニュアル的な通達はお役所言葉の羅列で、解読に労力が奪われる代物。 生徒相手の仕事をしたいので、どうしてもモチベーションが上がらず、斜め読み。という自覚があるので、強い口調で詰め寄られると、自分が責められているような気持ちになっていた。 アホ

          不安だから、強い口調になるんだよね。

          猫たちが置かれた翌日、氷点下。

          道央の保健所 ある朝、兄弟猫が置かれた。 優しい保健所さんが保護してくれた。 そして我が家へ来てくれた。 お兄さんの黒猫は旅立ち、しょんぼりしていた私たちの元へ来てくれた。 来てくれてありがとう。

          猫たちが置かれた翌日、氷点下。

          お悩み相談は連鎖する

          ああ、何かあるなあと「困っていることがあるのね」と囁くと始まる相談。 一生懸命、心を込めて、聴いて聴いて聴きまくります。 が、なぜか気配を察知した他の子も、涙しながら話し始める謎。 不思議な不思議な、保健室あるある話。

          お悩み相談は連鎖する

          「迷惑かけてごめんなさい」

          迷惑ではないですよ。むしろひとりで悩まないで。 といくら言っても届かないもどかしさ。 なぜ自分の行動が全て「迷惑をかけている」と思ってしまうのか。 なぜそう思うように躾けられたのか。 悩む思春期の人たちを見送ると、いつも切なくなる。 が。そこは私。 「達者でな」とその先にまつであろう前向きな彼らの姿を想像して、ただエールを送る。 大丈夫。彼らはきっと前を向く。泣きながらでも前を向く。

          「迷惑かけてごめんなさい」

          行動中の脱水量 計算式

          運動量が多くなりそうな時の参考に。 水分だけではなく、ミネラルも準備。

          ¥100

          行動中の脱水量 計算式

          ¥100

          トイレで語る

          トイレ掃除のお姉さんと話した。 彼女が語る事はほんの少しだったが、全体をよく表していた。 掃除の必要がないほど綺麗な4階。 ガムを吐き捨てられたままの2階。 2階の子たちが心配になった本日の保健室でした。

          トイレで語る

          世界で1番優しい音楽

          それは命を育む行為の音のことですよ、と話したが。 まあ、思春期の人たちは、拒否感を持つよね。 日本ではない価値観からくる言葉だけれど、「命を育んでいる素敵な音」だと表現する国もあるんだよ、と伝えると、複雑そうに床へ目を落とし、納得したようだった。 君も私も、そういった行為でもって、今ここにいるんだもんね。 というと、笑ってくれた。いい子。

          世界で1番優しい音楽

          樺太から来た祖父の格言

          働くことが好きだ。 働いてタスクをこなすと楽しい。 かつて祖父は言った。「働くと、賃金もある。水も使わせてもらえる。電気も使わせてもらえる。いいことばかり」 家も土地も家族も失い、士別で家を基礎から造った祖父の言葉。 楽しいし、じいちゃんが勧めてくれていた「働く」ことができて嬉しい。 じいちゃんが建てた家はもうないけれど、あの言葉と生き方は、ここにある。

          樺太から来た祖父の格言