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世界のゴルフ動向 その10


1.マスターズ特別推薦出場選手決定

 マスターズ委員会は21日(現地)、今年のマスターズに特別推薦で出場する選手を発表しました。

〇トービヨン・オルセン(デンマーク)

 最新の世界ランク59位につけているデンマークの中堅選手です。
 UAEで行われた今年のDPワールドツアー、ラアス・アル=ハイマ選手権に優勝しています。

〇ホアキン・ニーマン(チリ)

 現在LIVゴルフに参加する、最新の世界ランク81位につけているチリの若手選手です。
 世界アマチュアランキング1位になったこともあります。

 今年LIVの開幕戦、メキシコ・マヤコバ大会でプレーオフの末セルヒオ・ガルシアを下し、優勝を決めました。
 また開幕戦の初日に、Par71のエル・カマレオンでスコア59をマーク。昨年ブライソン・デシャンポーに続くLIVゴルフ勢スコア50台を達成しました。
 LIVゴルフに所属していたのでは、世界ランクのポイントが付与されないこともあり昨年DPワールドツアーに出場。シーズン第2戦のISPSHANDAオーストラリアオープンで星野陸也を下し優勝。
 その他にも2試合出場し、トップ5を外していません。

 ここ最近におけるニーマンのパフォーマンスを、マスターズ委員会が評価した格好になりました。
 LIVゴルフに所属しているからという理由で出場させない、という頭が凝り固まった考えをせず、好調な選手を選出したことに高評価があがっています。

〇久常涼

 昨シーズンからDPワールドツアーに出場。
 昨年9月のフランスオープンで日本人選手としては3人目の優勝者となり、レーストゥドバイランク17位で終了し、日本人選手としては初の最優秀新人選手(新人王)になりました。
 該当者を除く上位10選手に与えられるPGAツアーカードで今シーズンからPGAツアーに出場しています。
 DPワールドツアーでの実績が評価され、今回のマスターズ特別出場となりました。久常自身これが初のメジャー出場になります。
 コースを熟知し、3年前ここで勝った”いいお手本”があるので、コースに対する不安が軽減されるのも好材料になりそうです。

 久常はすでに全英オープンの出場権(レーストゥドバイランク30位内)を持っていますし、世界ランクも現在78位につけていることから全米プロの出場権を得られそうな状況にあります。
 全米オープンの出場権を取って、今年の4大メジャー”皆勤賞”といきたいところです。

2.マンデートーナメント出場をかけて15歳のアマチュア2人出場

 来週行われるPGAツアー、コグニザントクラシック(前年まではホンダクラシック)の出場権をかけたマンデートーナメントの予選(予備予選)に15歳のアマチュア選手2名が出場します。
 1人はマイルズ・ラッセル。最新の世界アマチュアランキング76位の選手です。
 もう1人はチャーリー・ウッズ。タイガーの息子です。
 フロリダスウィングの初戦になる本大会、どちらかが突破するだけでも話題性十分の大会になるでしょう。

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