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世界のゴルフ動向 その6


1.PGAツアー初の「57」

 歴史的な1日が誕生しました。
 今週コロンビアで開催中のコンフェリーツアー、アストラ・ゴルフ・チャンピオンシップでクリストバル・デル・ソラー(チリ)がPar70のコースで2イーグル9バーディーの13アンダー57で回りました。
 いままでPGAツアーとコンフェリーツアーでは最少スコアが58であったため、1打更新し新記録が生まれました。
 チリの選手といえば、先週LIVゴルフ開幕戦でホアキン・ニーマンが初日に59をマークしたことが記憶に新しいところです。
 ちなみにギネス記録は「55」です。

2.天候に泣かされるフェニックスオープン

〇普段雨の降らないアリゾナなのに

 今週開催されている、ウェイストマネジメントフェニックスオープン。
 PGAツアーの中でも屈指の、観客が多く集まる試合です。
 会場はアリゾナ州スコッツデールのTPCスコッツデール。この時期は朝晩霜が降り、濃霧に見舞われることが多いのですが、先週の嵐を引き連れてしまったのか、週の半ばから激しい雨に見舞われ、コースに水が溜まったり、溝に小川が流れたりでいつもと違う景色になりました。
 水曜に行われるプロアマ大会も中止、波乱含みで試合が進んで行く気配となりました。

〇とんでもないドタバタ劇で、久常涼が出場

https://news.yahoo.co.jp/articles/18f195d9a21b20a57902c25e18029077429359aa

 波乱含みの展開は、こんなところでも起こりました。
 本大会をキャンセルする選手が続出し、当初は出場が厳しい状況からあと1人キャンセルすれば出場可能なところまでこぎつけた久常涼。
 試合前日の水曜日になってもキャンセルする選手が現れないため、諦めムードが漂い始めました。
 当日の木曜に試合会場に出向いた久常、ところがまさかの出来事が起こりました。
 試合出場を予定していたルーカス・グラバーが、スタート時間を勘違いしていたため、自身のスタート時刻になっても会場に姿を現していません。
 そこで大会関係者がグラバーに連絡すると、「スタート時刻を勘違いしていた。自責もあるが、同時に笑ってしまった」と返答があり、大会を棄権。
 これにより、久常の出場が可能となりました。しかも決まったのが本来グラバーがスタートする時刻の1分前。
 ドタバタ劇もあったのか、久常は第1ラウンドは2オーバーの73で終えました。

3.香妻陣一朗に”ご褒美”

 LIVゴルフ第2戦がラスベガスで開幕し、香妻陣一朗は3バーディー1ボギーの68の2アンダーで回り(Par70)、22位タイからの発進となりました。
 2アンダーにはラーム、ケプカ、ビンセント兄弟などが同スコアで並んでいます。
 そして第2ラウンドで何と、香妻はラームと同組になりました。
 LIVゴルフでなかったら、この2人が試合でラウンドすることはそうそうないでしょう。
 自身のYouTubeで、この模様はアップされるはずです。


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