世界のゴルフ動向 その37
1.アダム・スコット全米オープン出場権得られず、メジャー大会連続出場記録が途絶える大ピンチに
これも時代の流れと言っていいのでしょうか?
全米オープン最終予選会が3日(現地)各所で行われ、未だ出場資格のないアダム・スコットがオハイオ州スプリングフィールドの会場に現れ、36Hストロークプレーの競技に臨みました。
この会場からは4選手が出場権を得られます。
終了時点でスコットは、同じオーストラリアのキャメロン・デービスと7アンダーで並び、勝負はプレーオフに。
プレーオフ1H目は互いにバーディーを奪う熱戦となりました。
しかし3H目、パーのスコットに対しデービスはバーディー。
この瞬間、デービスに出場権が渡りました。
スコットはこれでオルターネート1番手(スプリングフィールド)となり、現在出場資格を持っている選手が、全米オープン開幕前までに欠場することにならなければ、2001年から続くメジャー大会連続出場記録が91でストップする恐れがあります。
欠員が出るのが少ないため、スコットまで出場権が回るのが厳しいと見ています。
それと来週の世界ランクが60位内ならば、全米オープン出場権を得られますが、現在スコットは丁度60位。
今週メモリアルトーナメントの出場権を持っていないスコットは、この点でも本当にに正念場です。
全英オープンの出場権は既に持っているので、来週の木曜まで胃薬がいくつあっても足りない状況には変わりありません。
2.マイルス・ラッセルのPGAツアーデビューが前倒しに、ロケットモーゲージクラシックのスポンサー推薦で出場が決まる
先日コンフェリーツアー、レコムサンコーストクラッシックに出場しツアー史上最年少で大会を完走し、アメリカジュニアゴルフ協会年間最優秀選手にも輝き、ジュニアライダーカップでも活躍する期待のレフティー、マイルス・ラッセルが今月末に開催されるロケットモーゲージクラシックにスポンサー推薦で出場することになりました。
当初はフェデックスカップフォール、バターフィールドバミューダ選手権からスポンサー推薦を得ていましたが、大幅な前倒しでのPGAツアーデビューとなりました。
PGAツアーユニバーシティから昇格したマイケル・トルビョンセンと合わせ、新時代の選手達が躍動するシーンをギャラリーは見ることでしょう。