全英オープン出場資格を改定、年配者と日本人選手はきつくなる?
今年152回目を迎える世界最古の競技、全英オープン。
出場資格の変更がロイヤルアンドエイシェントクラブ(R&A)から通達があり、その内容にザワついています。
1.優勝者の定年を、60歳から55歳に引き下げ
まず今回の改定で大きな点は、過去に全英オープンに優勝した選手はずっと出場はできるものの、大会の最終日に一定の年齢に達したら競技はここで終わるという、いわゆる定年制度を採用しています。
これまでは65歳だったのが60歳まで引き下げられましたが、今年からはそれが55歳まで引き下げられることになりました。
今年の優勝者から適用され、それ以前の優勝者は60歳のままです。
2.”インターナショナルフェデレーション”で出場資格を決める
今年からインターナショナルフェデレーションランキングの資格で、全英オープンの出場権が与えられることになりました。
上位5選手に与えられます。
〇インターナショナルフェデレーションランキング
※MYゴルフダイジェストより引用、訂正あり
公式世界ゴルフランキング(OWGR)の運営委員会が立ち上げた新しいシステム。
アジアンツアー、ジャパンゴルフツアー、PGAオーストラレイジアツアー(豪州)、サンシャインツアー(南アフリカ)に参戦する競技者および出場予定のインターナショナルプレーヤーを見出すためにトーナメント主催者が使用するツール。つまり参考資料の意味合いを持つ。
同ランキングリストは各ツアー(アジア・日・豪・南ア)のオーダーオブメリット上位10名の計40名で構成されるが、4ツアーのオーダーオブメリット1位はその実績を強調するためトップ4にランク付けされる。
残り36名はオーダーオブメリットと世界ランクの順位を考慮してランクが付く。
※オーダーオブメリット
各ツアーの年間順位を示したもの。アジアンツアー、PGAオーストラレイジアツアー、サンシャインツアーではポイントランク、ジャパンゴルフツアーでは賞金ランクを指す。
〇各ツアーランク1位は決定、5つ目のイスを争う
インターナショナルフェデレーションランキング上位4選手は、各ツアー前年のポイントランク1位または賞金ランク1位の選手です。
昨年ジャパンゴルフツアー賞金王の中島啓太は、上位4選手に入るので今年の出場権を獲得します。
5番目のイスを巡り残り36選手による、期日まで(全英オープン開幕前)の世界ランク最上位をかけた戦いが続きます。
これにより、昨年まであった「昨年のジャパンゴルフツアー賞金ランク上位2選手」という条文が消滅しました。
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