「ある一生」

映画『ある一生』公式サイト
https://www.awholelife-movie.com/

シンプルかつ力強い。

ストーリは
1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガーは遠い農場の親戚に預けられ過酷な生活が始まる。
唯一身を案じてくれた老婆が亡くなるとそこを出て、アルプスに作られるロープウェー建設の日雇い労働者として生計を立てる。
生活は苦難でも独自性を持った自分の人生、愛する娘とも結ばれる。
しかし、その安らぎもひと時しか続かず、
その後第二次世界大戦でソビエト戦線に送りこまれ帰還はする。
時代は進み、今はアルプスのリゾート地となったかつての日雇い労働の場を前に
彼にはかつての思い出がフラッシュバックのように流れる。
そして人生の終末を迎える。

という、確かな「ある人生の一生」を描いた
シンプルかつ力強い作品。
原題は「ein ganzes leben」
意味は「一生」
タイトルも内容も誠にもってドイツらしい!

以下はあくまでも資料から
(なんたって僕は誰も知らなかった)

原作は
ローベルト・ゼーターラーの同名小説でブッカー賞最終候補にもなった作品。
主役のアンドレアス・エッガーは年代ごとに3人の俳優が演じる。
幼少期をイヴァン・グスタフィク、青年期をシュテファン・ゴルスキー、老齢期を性格俳優のアウグスト・ツィルナー。
監督は、『ヒランクル』(03)、『アンネの日記』(16)のハンス・シュタインビッヒラー、脚本は、『マーサの幸せレシピ』(01)のウルリッヒ・リマー。

2024年7月12日 公開

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?