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修士論文執筆に必要なこと

1か月間にプレゼン発表4回の怒涛のスケジュールを終えて、修論も終わったのでnoteに戻ってきました。

これらのプレゼンは英語での発表やら、私の人生に関わる進学試験やら、この先の生活費やら色々と重い事情が関与していたので1か月間生きた心地がしなかったです。

それでも学んだことも多かったので記録しておきます。

修論執筆中に学んだこと

➀姿勢の良さは腰と背中を救う
バイオ系は普段は実験作業でちまちま動いてるのでデスクワークにそんなに慣れていません。そんな私が毎日デスクワークになると何が起こるか?背中と腰が死にました。

どうにもならなかったのでダメもとで約8000円の高い金出して骨盤サポートチェアシート購入したのですが、これがなかなかすばらしい。痛みに悩まされる回数が激減しました。もう手放せない。

②スケジュール管理能力の欠如は悲劇を生む
周囲と比較すると、私が修論に取り掛かるのが遅すぎたわけではないのです(言い訳)。進学要件に必要な授業やタスクが1月に詰め込まれたこと、別件により修論を一般より1週間早く仕上げなければならないと気づいたのがその〆切の約2週間前だったことが最大の闇でした。

周りと自身のタスクは異なるのだと理解してからスケジュールの管理が必要、とよくよく学びました。


③行き詰ったら寝る
40時間以上寝ずに過ごす行為を人生初体験しました。徹夜すると眩暈が起こるのは経験したことあるのですが、それを過ぎると頭痛に変わるんですね・・・こんなこと知りたくなかったな。

途中で昼夜逆転した生活になってしまい、夕方にラボに来て深夜から早朝にかけて執筆作業していました。区切り良く一つの章を書き上げて一刻も早く先生に校正をお願いしたい、ということで「あとちょっと・・・」と寝ずに粘るのですが、寝ていないとやはり頭がまわらない。そしてあれほど粘って時間をかけて悩んでいたことも寝て起きると「あ、あそここういう考察でいけばいいじゃん」と一瞬で思いつくことも多々。

深夜テンションでも書けるものは多いのですが、行き詰ったら寝るに限ります。


④結果はまとめて示さず一つ一つ示す
全体の文章を短くしたい病を患っているので私は数個の結果をまとめて一文にして示しがちだったのですが、先生に注意されました。どうやら読み手としては結果は図一つ一つに対して結果の文章を一つ一つ示して次へ、という形をとったほうが分かりやすいようです。目から鱗。


⑥使いやすい文献管理ソフト
文献管理ソフトが使いやすいと参考文献の引用がラクラクにできて考察もはかどります。今回、自分の実験結果が予想外の方向にスルスルと転がり込んでしまい、分野外の論文を多量に読んで引用しまくる事態になったのですが。昔使っていたEndnote basicをやめて、課金してPaperpileにするとなんとまあ快適。修論の考察も説得性が出て幸せな執筆ができました。Chromeと一緒に使うと論文ページ・PDFから即保存ができるのでおすすめです。


⑦Google Chromeのページ翻訳
あまり良いことではないと理解はしていますが、〆切が迫っている中、時間には代えられない。当たり前ですが論文はどれも英語です。そのまま読んでも分かるものもありますが理解が追い付かないものも多い・・・

そんなときにはGoogle Chromeでアドレスバー横の「このページを翻訳」をクリックするとあら不思議。一瞬で翻訳されます。時間がない中、論文の内容をさらっと理解したいときにはこの方法が一番。裏技程度に考えてください。

⑧Power pointのpptファイルをPDF化すると画像は劣化する
pptファイルをPDF化すると画像が劣化することがよくあります。設定で画像の劣化を最低限防ぐことはできます(名前を付けて保存時の画像設定)。
しかしながら、設定上では限界があると今回分かりました。

それでも綺麗に見せたいときにはスクリーンショット。PowerPointを開いた状態で最大限に拡大してからのスクショして貼り付け。これが画像の劣化を防ぐ方法です。ただし、スクショによって写らなくていいモノまで写ってしまうことがあるので気を付けたいところ。


修論書いていたこの時期、本当に人間をやめていたので(既に記憶がほとんどないですが)もう二度とやりたくないと思いつつ。

これから博論がまたやってくるんだなと白眼をむきつつ。

実験するのが好きで理系やっても文章からは逃げられないものですね。

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