やりたいことの実現手段を考えていたら、心の奥の扉を開けてしまった話
自己理解プログラムを受講して今日で78日目。
今は、自分の本当にやりたいこと、そしてビジョンが決まり、それを実現するための実現手段を考える段階。
ロールモデルを探し、それを参考に実現手段の候補をリストアップしている。
しかし、ワークを進めようとしても進まなくなってしまった。
何だか、思考が渦まく。
自分のやりたいことを、もう一度考えてみた。
そうしたら、自分の心の奥に隠れていた本当の気持ちを見つけてしまった。
情報収集での違和感
ワークに取り組むうえで、好きなこと(自己理解とこどもの教育)を基に情報収集をしていたのだが、気付けば不登校の情報に行きついていた。
それは仕方がないのかもしれない。
息子が5年の不登校を経験し、その時の私は本当に孤独で、必死に情報を集めては行動する、を繰り返していたから、と思っていた。
でも今回は、不登校ではなく「子どもの教育」で色々と情報を集めているはずなのにな。不登校ではなく…
そう思う自分を客観視していたら、ハッとした。
思考が渦まく原因とは…
私の息子は、高校卒業後一年間自宅で過ごし(いわゆるひきこもり)
今年から通信制大学に入ったのだが、何だか活気がない。
息子が高校3年生の時、将来も描けず身動きがとれなそうな彼の様子を見て思い切って引っ越しをし、環境を変えた。
そのことで、バイトの面接に行ったり、ボイトレのレッスンに通い始めたりして、少しは前向きになったように見えていたが、根本的な自信のなさや社会に出る恐怖感はあまり変わらなかった。(バイトの面接も連続で不採用になったことで、ますます自信を失ったようにも見えた。)
そして今、私自身が教育の情報収集をしていて、気付いてしまった。
私自身が、教育に対して無知すぎて、いくら本を読んだり情報を集めたところで、息子に対して中身のある意見を言えなかったのだと。
心の奥に残されていた私の気持ち
その気付きがあって、自分が本当に情けなくなり、気付くのに相当の時間がかかってしまった事が悔しくて仕方なくなった。
その後、Youtubeで偶然上がってきた不登校関連の動画を見た。
内容は「不登校の子どもを抱える親の活動」について。
親がまず元気で楽しくいる事、それがまず一番大事なことで、その姿を子どもが見ることで子ども自身も元気になるというものだった。
これは正しく、当時の私が考えていた事だった。
親が、周りの大人が、まずは精神的に健康である事が絶対条件だと思っていた。そうすれば、不登校に関しての正しい理解にもつながるだろうと。
だからこそ、不登校の子と関わる大人の繋がる居場所を私は作りたかったのだ。
でも、当時私は、同居する親とも学校とも関係が悪く、仕事での人間関係もゴタゴタで、精神的に余裕がなかった。
片親なので働かなければいけないし(途中両親との関係悪化で、親元を一時的に離れた)息子は部屋から出てこないし、学校の先生との関係でも疲弊していて、ストレスで息子に当たり散らす始末。
そんな状態からだいぶ解放されたのは、不登校5年目に入ってから。
そして今、教育に関心があるのは過去の経験は大きい。
ただ、そこをよくよく深掘ると、私自身がその時の息子としっかり向き合えなかったことに対する後悔の念にたどり着いたのだ。
もう本当に悔しくて、涙が出てきた。
学校教育なの?それとも不登校なの?
今の私が本当にやりたいことって、学校の教育なのだろうか?それとも不登校関連なのだろうか?
後悔の念が浮き彫りになった今、ここをしっかりと考えなければならにと思った。
・元々息子が小学校に上がってから、学校教育に対して何だか違和感を感じてはいた。
・そして不登校になり、学校に行かなくても家で学ぶ方法がある事や、義務教育の本当の意味も知った。
・不登校の理解がなかなかない地域に住んでいたこともあり(親も地域の方も、学校の先生も)、周りに理解ほしい気持ちは本当に強かった。
・親の相談先や居場所もほしかった。もちろん子どもの居場所も。
だったら
・最初から不登校にならない教育環境が整っていればいい?
・大人に理解してもらうためには、自分一人の力では難しいな。
・だったら、不登校の子の居場所に関わればいいの?
・教師の資格もない私が、教育現場に乗り込んで改革していくことはできない。だったら不登校の子に関わる方がハードルは低いかも?
でも…不登校の子や親だけに私は関わりたいのかな???
結論
もう一度、私の描いた「ビジョン」と「本当にやりたいこと」を振り返ってみる。
そして、「大事」と「得意」も。
個々が自分の魅力に気付けること、そしてそのために私は寄り添いながらサポートしていく。
となると、不登校だけではなく、今を生きる子ども達にそのようなサポートをしたいのではないか?
でも、入り口は不登校の方が入りやすそうではある。
そこから経験を積みながら、年々方向性を見直していくのが良いのかもしれない。
自己理解プログラムを作った八木さんも、「今ベストだと思う実現手段をPDCAを回しながら変化させていけばいい」と仰っていた。
今一番やりたいことは…
子どもも親も笑顔でいられるような、そのような環境を作りたいから、
それが実現できる場に自分の身を置くことかも?
じゃあ、明日、もう一度探してみよう!!
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