マガジンのカバー画像

「日本一、みぢかなデザイン思考」がわかる、エッセイ集

98
「日本一、みぢかなデザイン思考」を習得できる、エッセイ集。「デザインを身近に感じ、日常の中にデザインを取り入れたくなる」。そんな気持ちを後押しする雑文たち。グラフィックデザイナー… もっと読む
運営しているクリエイター

2018年10月の記事一覧

「M-1敗退、そして、財布は盗まれた」の巻。気づき。仮説と検証。

10月3日。水曜日。「M-1グランプリ2018」の2回戦。 イラストレーター工藤陽之とともに、コンビ名「306号室」にて挑む。ネタ上のミスはなかった。しかし、1回戦、新宿シアターモリエールにてそこそこウケていた漫才も、2回戦、雷5656会館では会場反応が薄かった。 結果。敗退。 当日、他コンビ漫才を見た上での“気づき”を書こう。(天竺鼠、馬鹿よ貴方は、チョコレートプラネット……力あるプロの方々が、同じ舞台に上がっていた) ------------ ----------

「オシャレ」とは。普段からの蓄積、循環。心の「粋」。

オシャレとは、なんぞや。先日、FUDGEが主催する「Holiday Circus 2018」に行ってきた。“眼に映るすべてがフォトジェニック!”がコンセプト。 会場にきていた人の全員が、そりゃあもう「オシャレ」なのだ。 ------------ デザイナーであると、その響きから「オシャレ」だと思われるかもしれない。しかし、打合せの時は、「黒ジャケット+白インナー+黒パンツ」という“定番”スタイル。よほどのことがない限り、このスタイルが動くことはない。 どれくらいの“定

本当の「やさしさ」、成長のクレーム。長期的な「やさしさ」、本音のオシカリ。

私のクライアントさんの話し。 個人でブランドを持ち、革靴をつくる仕事をしている。同時に、商業施設内の靴屋にて、修理・メンテナンスなども行っている。以前、「池袋」で勤め、その次が「銀座」だった。(以下、永井:永 / クライアント:ク) ------------ 最近、こんなことを考える。 本当の「やさしさ」とはなんだろうか。 --- 「やさしさ」には、短期的 / 長期的、2通りあると考える。 短期的な「やさしさ」。すぐにリアクション、結果がでる振る舞い。大丈夫です

「笑い×デザイン思考=ライヴ」で、デザインを伝える。“青春ゾンビ”ゆえの舞台。

2011年11月11日。独立をした。約7年が経つ。少し振り返りつつ、今後のことを見据えよう。 独立動機は複数あるけど、一番は、「“個の人”と一緒にデザインをつくるため」だ。前職時代は“制作時間”のみに注力。お客さんと対面し、話しを聞く時間が取れなかった。ヒアリングしてくるのは社長。土産話、伝言を頼りに形を起こす。 私は、「直でお客さんと会話をして、セッションして、一緒に」つくりたかった。それこそが、「デザイン」だと考えていた。 責任や意志の宿り、“人の顔”が見えない仕事