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「日本一、みぢかなデザイン思考」がわかる、エッセイ集

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「日本一、みぢかなデザイン思考」を習得できる、エッセイ集。「デザインを身近に感じ、日常の中にデザインを取り入れたくなる」。そんな気持ちを後押しする雑文たち。グラフィックデザイナー… もっと読む
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2017年5月の記事一覧

“無理なく続けられること” と出会う。意識して、動くから、出会える。

「180度イメージが変わるメイク術」がテレビで特集されていた。専門学校の文化祭で女装をした経験がある。メイクをしている自分を誰かに見てほしい、という気持ち。イベントが終わっても、しばらくメイクを落とさなかった。私はともかく、もともとすっぴんでキレイな女性が、なぜ化粧をしなければならないのか、という純粋な疑問を感じていた大学生。 テニスサークル、容姿端麗(性格も◎)な一つ上の先輩。アキコさん。出てくるメニューが差し替わる、夜のプロントにて、そんな疑問を投げてみた。「お化粧がう

キャラづくり! SNSの使い分け。振り幅の必要性。好みと求められること。

髪を短かくしている時に、美容師のお姉さんが、「ふなっしーっているじゃないですか? あれって別にゆるくないですよね?」 と、突然、切り出した。ふなっしーがゆるキャラなのかどうかはわからない。ただ、メディアに出過ぎることで、マイナー・ご当地……という印象面のゆるさがなくなってしまうことは確かにあるのだろう。 ところで高校時代、むさい男子校内。影のうすい者たちが休み時間に集まり、毎日のように会議をしていた。それは、「キャラづくり」について。勉強できなく、運動できなく、かといってチ

「個」と「組織」について、考えてみる。ビジョン達成に、最適な環境はなんだろう??

フリーランスデザイナーと、デザイン会社に在籍するデザイナーとの違いってなんだろう。例えていうなら、インディーズとメジャーなのだろうか。音楽業界はあまり詳しくないので、適当にぼんやりとした感覚で話す。 この違い、日頃特に意識して考えることはないが、独立する時にはハッキリとした意志があった。会社時代に感じた「もっとこうするべき」とか「もっとこうなったらいいのに」とか、自分の場合は、人と直接やり取りする意味、自社経営のためではない、グラフィックデザインの優しい力を世の中に証明する