【MTG】アブザントークンデッキの紹介2【スタンダード】

今回は、以下の記事で紹介したアブザントークンデッキをコントロール寄りに調整したデッキを紹介します。フォーマットはスタンダードです。


デッキレシピ

デッキコンセプト

このデッキは《清掃人の才能》と《世話人の才能》を活用するためにトークンを多数生成する、トークンデッキです。このデッキの勝ち筋は主に以下の2つあります。

  • 除去や《世話人の才能》のドロー、《清掃人の才能》のリアニメイト効果により、相手のリソース切れを狙う

  • 《清掃人の才能》の切削効果を用いてライブラリーアウトに持ち込む

この勝ち筋を通すために強力な除去を多数採用しており、特に全体除去の《太陽降下》を4枚投入しています。これがコントロール寄りの構成となっている理由です。

《清掃人の才能/Scavenger's Talent》
『ブルームバロウ』において強すぎたクラス・エンチャントの1つ目。生け贄用のトークンなどを用意できるようにデッキ調整しなければいけないものの、リアニメイト効果と切削効果により、これ1枚でデッキの新たな勝ち筋を作り出す点が強力。
《世話人の才能/Caretaker's Talent》
『ブルームバロウ』において強すぎたクラス・エンチャントの2つ目。トークン生成にドローがつくだけでなく、レベルを上げればクリーチャートークンの全体強化までしてくれるため、最近このカードを採用するデッキが増えている。
《太陽降下/Sunfall》
5マナでクリーチャーを全追放できる除去札。《世話人の才能》があればドローも付いてくる。

基本のプレイング

序盤はテンポよくクリーチャーを並べていくのが基本です。《目ざとい新人》や《蔦狩りの導師》、《名もなき都市の歩哨》などを場に出してトークンを生成しておき、中盤以降に《清掃人の才能》を有効利用できるようにしましょう。
なお、相手が除去やハンデス中心のデッキだった場合は、クリーチャーを並べる前に《世話人の才能》を先に出して、ドローすることを優先した方が良いでしょう。

《目ざとい新人/Sharp-Eyed Rookie》
2マナ2/2警戒のクリーチャー。他の採用クリーチャーのパワーかタフネスが3以上なので、自己強化+手掛かりトークン生成の効果を誘発させやすい。
《蔦狩りの導師/Vinereap Mentor》
ほぼ確実に2つのトークンを生成できる、デッキとの相性が非常に良い2マナクリーチャー。
《名もなき都市の歩哨/Sentinel of the Nameless City》
こちらはETBと攻撃時に地図トークンを生成できる。《世話人の才能》のドロー効果をマナ消費なしで誘発できる場面もあり優秀。

中盤以降は《世話人の才能》のドローや《清掃人の才能》のリアニメイトの効果などを利用し、しぶとく生き残ることを目指します。盤面をリセットできる《太陽降下》や、除去範囲が広い《失せろ》、クリーチャーだけでなくアーティファクトも追放除去できる《薄暮薔薇の聖遺》などを状況に応じて使い分けることで、相手に攻撃の隙を与えないようにしましょう。

《太陽降下/Sunfall》
5マナでクリーチャーを全追放できる除去札。《世話人の才能》があればドローも付いてくる。
《失せろ/Get Lost》
除去範囲が広い2マナインスタント。以前は地図トークン生成のデメリット効果が《腐敗口のバイパー》とかみ合わないため不採用だったが、今回は《腐敗口のバイパー》が採用されていないので、こちらの除去札を採用した。強力なエンチャントが多いこの環境とかみ合っている。
《薄暮薔薇の聖遺/Dusk Rose Reliquary》
生け贄が必要なものの、1マナでアーティファクトかクリーチャーを一時的に除去できるアーティファクト。アーティファクト除去が少ない上に、《ウラブラスクの溶鉱炉》や《身代わり合成機》というフィニッシャーを務めるアーティファクトが多いこの環境において、貴重なアーティファクト除去を兼ねることができる。
1マナかつ追放除去なので、アグロ対策としても優秀。

最終的には相手のリソース切れか、切削によるライブラリーアウトを狙います。それまでは、食物トークンや《跳ねる春、ベーザ》などによるライフ回復を活用し、長期戦に持ち込みましょう。《清掃人の才能》や《世話人の才能》を引けていない場合は、地図トークンや手掛かりトークンを使って手札に引き込みやすくすると良いでしょう。

《跳ねる春、ベーザ/Beza, the Bounding Spring》
回復が普通に強すぎる4マナクリーチャー。状況によってはトークン生成もできる上に、リアニメイトで出してETB効果を再度誘発させることが強いこともあり、デッキとの相性が良い。

補足

土地枚数と構成

土地枚数は26枚にしています。前回より土地を多くした理由としては、5ターン目に《太陽降下》を打てる確率を上げるためです。ちなみに60枚デッキでの土地26枚構成は、土地3枚という理想のハンドでキープできる確率を最大化できる構成です。

土地の構成は、ファストランドを最大の12枚、ダメージランドを6枚、諜報ランド2枚、《眠らずの小屋》2枚、《平地》1枚、《噴水港》3枚です。

《眠らずの小屋/Restless Cottage》
起動効果でクリーチャー化する、ミシュラランドと呼ばれる土地の1つ。墓地対策をしつつ、攻撃時に食物トークンを生成できるので、このデッキとの相性も良い。
《噴水港/Fountainport》
トークンに関する起動効果を3つ持つ土地。相手ターン中に能動的にトークンを生成できる数少ない手段の1つなので、《世話人の才能》との相性も抜群に良い。


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