【MTG】試作中のバント(+黒)レジェンズデッキの紹介

今回は試作段階ではありますが、MTGスタンダードフォーマットのバントレジェンズデッキを紹介します。

試作段階なので細かい所は省き、このデッキの戦略を中心に紹介したいと思います。
※試作段階のレシピを上げることをnoteで試作中です。


デッキレシピ

デッキの概要

このデッキは《ケランの加入/Kellan Joins Up》という強力なエンチャントを活かすために、伝説のクリーチャーカードを多数採用しているミッドレンジデッキです。単体性能が高く、リソース回復に長けたクリーチャーを重点的に採用しており、これらのクリーチャーをテンポよく展開してボードアドバンテージを稼ぎ、最終的にはリソース差での勝利か、全体強化による押し込みでの勝利を目指します。

《ケランの加入/Kellan Joins Up》

バントとは言うものの、黒がところどころ混じっています。この理由としては、バントという白青緑系デッキは、青緑が含まれている割にリソース回復力が今一つという特徴を現状持っていることから、黒を含む多色カードに頼らざるを得ないためです。特に3マナ以上のバント系の多色カードが弱めなので、3から5マナにかけて、黒を含む多色クリーチャーを採用しました。

《策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seer》
《グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer》
《サリアとギトラグの怪物/Thalia and The Gitrog Monster》
《貪欲な乗りもの、ギトラグ/The Gitrog, Ravenous Ride》
上記4枚と同様のバリューを持つリソース回復系のクリーチャーがバント色にいないため、土地の安定性を多少捨ててでも黒を追加せざるを得ない状況に。

除去や打ち消し系呪文は《失せろ》と《排撃の変異/Repulsive Mutation》のみ、2枚ずつ採用しています。《排撃の変異/Repulsive Mutation》は、テンポよくクリーチャーを展開するデッキにとって最も相性の良い打ち消し呪文なので採用しました。

このデッキは65枚デッキになっており、一般的な60枚デッキとは異なります。こうなった理由は、個人的に下限枚数のデッキを無理して作るよりも、各カードの採用枚数のバランスの方が重要だと考えているからです。
特にこのデッキでは、2マナ相当のバリューを持つリソース回復可能な1マナクリーチャーである《陥没穴の偵察/Cenote Scout》の3-4枚採用は、序盤のテンポを取るために必須と考えており、この採用枚数を維持しながら他のカードの枚数を調整すると、自然と65枚デッキになりました。

《陥没穴の偵察/Cenote Scout》
土地ドローかトップ操作ができる地味に強い1マナクリーチャー。
積極的にテンポを取りに行きたいデッキではぜひ採用したい。

《陥没穴の偵察》以外は伝説のクリーチャーで、《勇敢な旅人、ケラン》や《魅惑の悪漢、マルコム》などのリソース回復系カードを厚めに採用しています。《ケランの加入》の全体強化が強すぎるので、自己強化関連の効果を持つカードはあまり必要ではないと思います。

+1/+1カウンター関連のカードとして《棘を播く者、逆棘のビル》を採用していますが、よりリソース勝負を狙いたい場合は、伝説ではありませんが《苔森の戦慄騎士》を入れてもいいかもしれません。もし入れる場合は、黒系の土地を少し増やすべきでしょう。

《棘を播く者、逆棘のビル/Bristly Bill, Spine Sower》
土地を置くたびに、クリーチャー1体に+1/+1カウンターを置ける2マナクリーチャー。
伝説というシナジーがある上にハマれば強いが、土地が伸びなかったり《ケランの加入》を引けていないとバニラの2/2/2になってしまう。
《苔森の戦慄騎士/Mosswood Dreadknight》
緑黒では有力な2マナクリーチャー。
リソース勝負に滅法強く、特に対コントロールで強力。

所感など

今は主にBot戦でデッキを調整していますが、かなり安定して回せる良いデッキだと思います。《ケランの加入》によって爆発力がありながらも、リソース回復だけでなく、エンチャントやアーティファクトを破壊できるクリーチャーもいるので、対応力もかなり高いです。

個人的にデッキ調整中に驚いたことは、《浄化の刃、シャナ》が思ったよりも強かったことです。3マナ絆魂3/3というスタッツだけでも十分強力ですが、ドローが決まるとほぼ試合が決まってしまう点が本当に強く、相手は除去を打たざるを得なくなります。《ケランの加入》による強化との相性も非常に良いので、アグロ対策も兼ねてぜひ入れておきたいカードです。

《浄化の刃、シャナ/Shanna, Purifying Blade》


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