必見!フリーランスエンジニア必須の用語知識
フリーランスとしてエンジニアリングの世界に飛び込む際、あなたが遭遇する可能性のあるいくつかの重要な用語があります。これらの用語を理解することは、あなたのフリーランスとしてのキャリアを成功させる上で不可欠です。今回は、フリーランスエンジニアにとって特に重要な用語に焦点を当てます。
業務委託契約と請負契約の違い
フリーランスエンジニアが結ぶ契約で最も一般的なのが、業務委託契約と請負契約の2種類です。両者の大きな違いは、「作業の指揮命令権」があるかどうかです。
業務委託契約: クライアント企業から作業の指揮命令を受ける。作業場所や時間が指定される場合もある。税制上はフリーランスだが、実態としては従業員に近い扱いとなる。
請負契約: クライアントから作業の指揮命令は受けず、成果物の納品のみを求められる。作業場所や時間は自由に設定できる。真の「独立契約者」としての立場。
納品しないとお金が支払われないのと、瑕疵担保責任があるのでエンジニアとしての契約には向かないです。
業務委託契約の方が拘束が強いものの、定期的な収入が期待できる。一方の請負契約は自由度が高いが、成果物の責任も大きくなる。プロジェクトの性質に合わせて契約形態を選ぶ必要があります。
守秘義務について
ほとんどの契約書には「守秘義務」の条項が記載されています。機密情報を外部に漏らさないことは最低限の義務です。
具体的な機密情報には、以下のようなものが含まれます。
クライアント企業の製品や技術情報
ソースコードやドキュメント
個人情報やクレジットカード情報
企業の経営情報や営業情報
機密情報を不用意に外部に漏らすと、クライアントに多大な損害を与える可能性があります。守秘義務違反は契約違反にあたり、損害賠償請求の対象になる可能性もあります。
時間幅(精算幅)とは
時間幅とは、フリーランスエンジニアが一定期間に業務に従事した「実際の時間」と、契約で定められた「契約上の労働時間」との差のことを指します。つまり、時間超過分や時間未達分のことです。
例えば、契約上は「1ヶ月160時間±20時間」と定められていたとします。しかし、実際の作業時間が190時間となった場合、「10時間」が時間超過(プラスの時間幅)になります。一方、実際の作業時間が120時間だった場合、「20時間」がマイナスの時間幅になります。
通常の業務委託契約では、時間超過分は追加料金が発生します。また、マイナスについては控除されて、金額が減らされます。あらかじめ時間管理をしっかりと行い、超過分・控除分が発生しないよう注意が必要です。
基本契約と個別契約
継続的に同一クライアントとプロジェクトを行う場合、「基本契約」と「個別契約」を結ぶことがあります。
基本契約: 双方の基本的な権利義務を定めた枠組み契約。守秘義務や知的財産権、報酬の支払い条件など。
個別契約: 個々のプロジェクト内容(作業範囲、期間、報酬額)などを定める契約。複数結ぶことができる。
基本契約があれば、個別の契約を結ぶ度に条件をゼロから交渉する必要がなくなり、効率的です。一方で、クライアントによっては個別契約のみの場合もあります。
まとめ
フリーランスエンジニアが契約上押さえておくべき重要なポイントを紹介しました。契約内容を熟読し、双方にメリットがある公平な条件であることを確認する必要があります。的確な契約知識があれば、トラブルを未然に防げます。安全なフリーランス活動を送るためにも、契約に関する理解を深めましょう。
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