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本質的な経営者の視点を育成できるインターンシップ I グローバル・クリーン代表インタビュー


『清掃業界×社会課題をテーマとした新規事業を立案しよう』というゴールを掲げ、3ヶ月間に渡るプロジェクトを全うしたグローバル・クリーンコミュニティ。今回は、(株)グローバル・クリーンのトップである代表取締役の税田社長、取締役の税田専務にインタビューを実施しました。

(株)グローバル・クリーン(宮崎県日向市)…ビルメンテナンス清掃業、不動産業、衛生管理業、クリーンコンサル事業など清掃業にまつわるサービスを展開。経営理念にもあるように、クリーンの力で社会の課題に挑戦し続ける会社です。


「参加した学生さんに新規事業の立案を経験させることができ、今回のインターンシップは成功したと感じています」と代表が語る根底には、「経営者の視点を理解して、働いてほしい」といった強い思いがありました。

税田社長・専務は、社会人になる前の学生さんたちにいったい何を求めていたのでしょうか。今回は、実際に参加された感想やATOMatchのインターンの魅力など、幅広くお話を伺ってきました。

ATOMatch…地元企業と学生がコラボレーションし、新規事業開発や既存サービスをアップグレードさせ運営する、新しいインターンシップ・コミュニティです。参加学生・企業共に大募集中です!


自己紹介

・税田社長(以下、社長)
・税田専務(以下、専務)

清掃のノウハウに強い!グローバル・クリーンについて


ー本日はよろしくお願いします!グローバル・クリーンさんは、おもに清掃業のサービスを展開されています。そのなかでも業界でパイオニアともされているクリーンコンサル事業。いったいどのようなサービス内容なのでしょうか?

(専務)2012年からはじめているクリーンコンサル事業は、現場で長年培われてきた清掃・衛生管理のノウハウを提供する事業となっています。
このクリーンコンサルが伸び始めたのは、食品分野のお仕事が増え始めたときですね。クライアントから「食品工場が立ち上がる際に、衛生管理の仕組み作りに協力してほしい」という依頼をいただき、私たちも初めてのことだったので、想像以上に難しいチャレンジでした。みんなで勉強しながら取り組みを続け、最終的に第三者機関による*HACCPの認証をとることができました。
そのときに、「除菌がしたい」「微生物を制御したい」と、クライアントが清掃に求める目的はさまざまあることに気づいたのです。目的が違えば、やり方も違う。やり方を変えても汚れない環境を作っていく。この仕組みづくりのお手伝いをすることが新しいビジネスチャンスだと感じ、現在のサービスの形になりました。

*HACCP (ハサップ):食品等事業者自らが、原材料の入荷から製品の出荷までの工程中、細菌による汚染や異物混入等の危害要因を除去または低減させるために管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法


DEMODAY資料[学生作成]


ーお客様によって要望が異なるなか、清掃方法を指導することは大変だと思います。そのなかでも、なにか工夫された点を教えてください!

(専務)やはり「コンサル」だと、どうしても「教える」イメージがあるのですが、わたしたちは「伴走」する姿勢を大事にしています。具体的には、お客さまの考えを「聴く」こと。
たとえば、解決策をお伝えしているときに、お客さまが「なんでその話になった?」と思うときがあるとします。原因として考えられるのは、お互いの知識差があるのにもかかわらず、わたしたちがそれらを無視して一方的に話をすることで発生しているのです。
わたしたち清掃業界の知識が、相手にもあるとはかぎりません。相互の理解のズレを埋めていくためには、相手の疑問点をクリアにすることが大前提です。そのためにはお客さまの意見を聴くこと。その姿勢は全社共通認識としています。

グローバル・クリーン税田社長。成果発表会にて講評をされています。

社会人になる前に「経営の基礎」を経験できる


ーここからはATOMatchについてお伺いします。今回、インターンシップに参加されたきっかけは何ですか?

(社長)こちらのインターンシップに参加されていた(株)マルイチさんに紹介していただきました。
もともと、自社で1〜3DAYのインターンシップをやっていましたが、その短期間でどういう学生がいるか見極めるのは難しいと感じていました。中長期のインターンシップに変更するにも実際運営するのは難しいと思い、全体を管理・プロデュースしてくれるATOMicaさんにお願いしたのです。

ー実際、ATOMatchのインターンシップに参加した感想を教えてください。

(社長)そうですね。今回は新規事業の立案でしたので、経営マネジメントやマーケティングの基礎など、「稼ぐ」ことに必要な知識を学べる内容だったと思います。学生と社会人の大きな違いは稼ぐことだと思うので、彼らが社会人になるこのタイミングでそのような手法を学ぶことができたのは大きな収穫だと思いますね。

3ヶ月間のGOAL

ーおっしゃるとおりですね。学生さんたちにとっては内容が濃いプログラムだったと思います。実際の彼らが考えた新規事業をご覧になって、いかがでしたか。

(専務)一般的に、新規事業とは経営陣だけで考えてることが多いですが、本来は一般社員を含めて作り上げるもの。自分たちのやりたい事業を推進していくために、マネタイズを考え、ビジネスモデルを作り上げることは、社員みんなが理解するべきだと思っています。
そういう意味で、今回の発表は事業を作ることの大変さを肌で実感できたと思います。この大変さをみんなが学生時代に学んで社会に出ているかといったら決してそうではありません。このプロセスを経験できたことは、彼らにとって有意義な3ヶ月になったと最終発表を通じて感じました。

ー今回のインターンシップでは新入社員のお二方も参加されています。彼らの取り組みはいかがでしたか?

(社長)そうですね。彼らは普段、社内では先輩に教えてもらう立場ですが、インターンシップでは1番上の存在で、「聴く」側から「聴かれる」側になっていました。「学生さんにいいかげんなことを答えられない」と、自分から学ぶ姿勢も見受けられましたし、グローバル・クリーンのことを自分なりに解釈し説明していましたね。彼らの発言を聞いていると、常々僕らが言っていたことをしっかり理解しており、成長した姿を感じました。

インターンシップ始動前にて。皆さん、やる気いっぱいです!

自社ではなくATOMatch。経営者が感じた「魅力」とは


ー社長・専務からみて、ATOMatchのインターンシップの魅力について教えてください!

(専務)先ほど述べた新規事業の立案に必要な知識以外にも、他社比較や自社の強みを見出す分析方法を交えて新規事業を組み立てていたので、表面的ではなく本質的な講義内容だったと思います。
ATOMatchの講師の方も、新規事業における専門的なアドバイスを分かりやすく教えていただき、より再現性が高いと感じました。わたしたちだけでは、同じようには教えられなかったと思います。

ーとはいえ、外部にインターンシップを頼むと費用面などでデメリットもあると思います。それでもATOMatchを選んだ理由は何でしょうか?

(専務)本来、インターンシップとは職業体験を意味しています。職業体験で「学生さんたちはどういうことを体験したいんだろうか」って考えたとき、やはりそれはホームページ上で感じられない仕事の大変さや面白さだと思うんですね。そういうことが知れるのは、やはりATOMatchのような長期インターンシップだと思います。
また、最初にATOMatchを教えてもらったとき、今年の内定者を含めた学生さんとうちのスタッフが、このコミュニティの中で交流し、新しいものを生み出したらおもしろいだろうなと直感的に思いました。想定した通り、近い世代がコミュニケーションを通じて事業づくりのやりとりができたことは、大きな成果を感じています。こういった機会を経験できたのもATOMatchだからだと思います。

ー実際、参加された学生さんから「事業づくりを知れただけではなくて、グローバルクリーンのことを深く知れた。魅力的な会社である」という声もいただきました。新卒採用においては企業と学生のミスマッチが課題とされているなかで、このような声をいただけることは大変うれしいですね。

(専務)うれしいですね。入社前にこのような経験をさせていただいて、4月が待ち遠しいです。内定者ではない学生さんも、うちの会社に興味を持っていただけて、その方とも今後繋がっていけたらいいなと思っています。

成果発表会での1枚。社員さんとも仲良しです!

ATOMatchを検討している企業・学生さんへ


ー最後に、今後ATOMatchに参加しようと考えている企業・学生さんに向けてメッセージをお願いします!

(専務)そうですね。うちの関わり方は他社さんと違うかたちかもしれませんが、企業と学生だけではできない、ATOMicaさんが入ることでできる内容だなと思いました。コミュニティの広さやそこに関わる専門家の方々、さまざまな人がつながるATOMatchでは唯一無二のインターンシップが経験できます。

(社長)今回のケースだとグローバルクリーンの負担が軽いことがメリットだと思います。インターンシップって基本的には会社負担が多く、どのような学生が参加しているか把握できないこともあるのですが、今回は彼らの強みや個性を感じ取ることができました。
ここまでできたのも、ATOMicaさんが熱心に関わってくれていたからだと思います。そこがいい加減だと任せきれないと思う企業もあると思うし、熱心だったからわたしたちも安心して任せることができました。今回のインターンシップ、大成功です!

ー本日はありがとうございました!

オンラインインタビューの様子。


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