見出し画像

こつこつやっていたゲームのクリア後感想【天穂のサクナヒメ】①初期編

米は力だ。

キャッチーなフレーズとともにリリースされた、ニンテンドースイッチ(ps4)のそのゲーム。

【天穂(てんすい)のサクナヒメ】

買うつもりも興味もなかったが、家族が不意に購入してきた。

「ガチ稲作ゲームって、話題になってるらしいから買ってきた!やる?」

ほう、ガチ稲作+アクション。

アクションは苦手だけれど、シミュレーションはスキだ。

それならばやってみましょうとさっそくプレイ。

開始直後、なかなかに我が侭な主人公、サクナヒメの言動に多少イラッとしながらも稲作開始。

田から石を取り除いて、耕すところからスタートだ。

それがまた時間がかかって、すごくマゾヒスティックである。

田んぼも耕せているんだか耕せてないんだかさっぱり分からない。

しかし、クワを振り続けている内にスキルアップ。ちょっと早く耕せるように・・・。

なるほど、努力は身になるシステムらしい。

しつこくクワを振り続けたお陰で最初の田起こし度?は89%と、最初にしては中々の数値だった。(と思う)

続いて、稲作といえば、の田植え。一本一本、田に植えていく。

植えた後のラインがグニャグニャに曲がってまっすぐ植えられない。

同じ間隔で植えるのも難しい。

まじか・・・これまじか・・・。ああ!ボタン間違えた!!

そんな事を叫びながら、やっと最初の田植えが終了した。

最初の田植え評価は「疎植」

・・・・・・。

疎植って何だ。良いのか、悪いのか。

評価方式もガチ稲作なところに若干引きつつも後で調べたら悪かった。

やっぱりね。

稲を育てる為に、田に張る水の量にも気を配らなくてはいけない。

田植えの事を教えてくれる恰幅の良い大男、「田右衛門(たうえもん)」に逐一話しかけ、教えを請いながら稲を育てていく。

植えてすぐの頃は、踵が水に隠れる程度の水量が必要とのこと。

水路を開け閉めしながら水量と水温を調節する。

よくわからないのでとにかく田右衛門に話しかけまくって言う通りに動く。

(余談ではあるが、彼の本名は「桂右衛門尉瑞月朝臣高盛 (かつらうえもんのじょうみづきのあそんたかもり)」。非常に長い名前をお持ちの育ちの良い元お侍である。)

そんなある時、急に田右衛門が水を抜けと言い出した。

よくわからないままに水を抜いた。

そういえば、稲を刈るときって水ないよね。このタイミングで田んぼから水ってなくなるんだな~、なるほどね~・・・

と、思っていたら、田右衛門が今度はまた水を入れろと言い出した。

しかも今度はたっぷりめに要るらしい。

どうやら変化に気が付かないだけで、ご近所の田んぼではそのような水量調整がされているらしい。その名も中干し。

稲作、奥が深いぜ。

日々、肥料を作って撒いたり、雑草を抜いたり、益虫(クモ・カエル・タニシ)を捕まえて田んぼに放したりしながら見守ること数日。

遂に穂が実り、初めての収穫の時がやってきた。

しかし、直ぐに稲刈りをすることはできなかった。

だって田右衛門が、刈る前に水を抜いて田を乾かしておけと言うのだもの。

大柄なくせに細かい男だ。

稲刈りの時も、コンバインなどないので稲を一本一本、鎌で刈り取っていく。

刈り取った稲は束にして稲架掛けし、乾かす。

稲作1年めのサクナヒメは不慣れな作業に、手が遅い。

作業をするとあっという間に日が暮れてしまう。
そして時間が経てば腹も減る。

お夕飯は鬼雀を狩ってゲットした肉を白干しにしたものとお水。粗食だ。

サクナヒメは食べたものを力にすることができるので、いいものを食べれば食べるほど強くなる。

そうこうしている内に稲架掛けしていた稲が乾いたので脱穀をする。

こき箸脱穀という、歴史の教科書でしか見ないような原始的な道具でチマチマと脱穀する。
女神様自らがする作業なのか?と疑問に感じつつも脱穀を終える。

次は杵と臼で、籾摺りの作業。
ひたすら、杵でついていく。
このつき具合によって、玄米、一分搗き〜九分搗き、白米と精米具合が変わるのだ。
無心でスイッチのコントローラーを↑↓↑↓と入力している内に白米になった。

新米完成!

新米が完成するとサクナヒメのパラメータが上昇するが、初年度の稲作は微妙な仕上がりだった模様。しかし、夕餉にやっと米が食べられる様になった。

ところが、主人公のサクナヒメは一年間頑張ったのに生活が良くなっていないと弱音を吐く。

その姿にまたイラッとしながらも、稲作ゲームは2年目へ突入したのであった。

②へつづく…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?