「穏やかな夜に身を任せるな」

体調と距離に敏感になって、粛々と仕事をとりおこない終業後は真っ直ぐ家に帰り質素な食事適度な運動瞑想および記録としての日記早めの就寝つまりは規範的な生活を送っている。

その結果、めちゃくちゃ調子が悪い。

これまでも特段破天荒な生活をしていた訳ではないが、健康的な日々を送れば送るほど、何もかもがどうでも良くなる。

鬱々としているときに、友人から葉書が届いた。

「たくさん遊んで、正気でいましょう」

生活は余剰がないと死ぬ。
草木は枯れ、海は干上がり、星の光は届かない。

今こうしている時間に名前などないけれど、この余白で息継ぎができている。

足がもつれるまで遊びたい。
そして、目を閉じる瞬間まで正気でいたい。

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