20220522

たわいもない出来事しかなかったここ1週間くらいの話、まとまらなくて毎日ぽつぽつとメモに打っていた。途中必要性を感じなくて消してしまおうかとも思ったが、始めてからずっとそんなことしか書いていなかった。1ヶ月後に見返すと全く考えが違っていたりして面白いため投稿しておこう。

0514
土曜の朝、遊園地に行こうと7時にLINEが来る。さすがに早すぎやしないか、と二度寝し8時半に起床。もう一度スマホを見ると近くのカフェで勉強しているから準備が出来たら連絡するようにと返信があり、急いでシャワーを浴びて、化粧と着替えを済ます。思い立ったら即行動派の人間の側にいると自分と異なる時間軸で動くので新鮮だ。約二時間のドライブ中は主に最近の出来事を共有して到着する。燦々と降り注ぐ太陽の中、手首にフリーパスのコードをつけて意気揚々と乗り物の列に並ぶ。大学生ぶりのジェットコースターに高揚感を抱えながら、自分たちの番になり、汗が止まらなくなった。絶叫系大好きだと豪語していた学生時代を想像して、久しぶりに乗ったアラサー女はジェットコースターが怖くなっていた。嫌だ嫌だ!とまるでシンジくんのように拒む私を無視してカタカタと登り、頂点まで進むと重力に倣って急降下する。自分からこんなキーの声が出たのかという高さで叫びながら安全バーをしっかりと握り締めていた。隣でパートナーはケラケラと笑いながら楽しんでいたのがまるでサイコパスのように感じられた。終わってみると不思議と爽快感に包まれており、立て続けに3つ乗って疲れ果てて観覧車に乗る。高過ぎて怖い。遅過ぎて怖い。揺れ過ぎて怖い。休憩のつもりだったのに、なんだこの恐怖の乗り物は、と思いつつ、外も見れずあとどのくらいかを繰り返し訪ねて怯えながらなんとか地上に降り立った。先程までサイコパスのように感じていたのにもかかわらず、今回は隣でにこにこしている人間がいるだけで助かった。入園前に2人ともお金を下ろしておらず、残金を気にしながらクレープやケーキを食し、お化け屋敷、水に濡れるジェットコースター等を淡々とこなして疲れ果てて車に戻った。近くのカフェで小腹を満たしてから帰路に着く。HP0ですぐに眠った。

0515
昨晩2人ともお風呂に入っていなかったので、シャワーを浴びて出掛けようとするも、起き上がるのが辛く何度寝もした。朝うだうだと雑談しながら準備する時間が何気に好きで、結局14時ごろに家を出た。近所の喫茶店でランチをしていると隣の先に大学生の集団が来て副流煙を浴びることとなった。父がベビースモーカーなので大抵のタバコの匂いには慣れているが、タールの強そうな煙を充満させて大声で話す金髪の若い男女につい顔をしかめてしまった。向かいを見ると全く同じ表情をしたパートナーがコーヒーは別の店にしよう、と伝えてきたので店を後にした。なんとなく咎める言葉を使いたくなくて無敵感がすごかったね、と伝えると笑いながら自分たちも気付いてないだけでああいう瞬間があったのかもね、と答えてくれてほっとした。迷惑な人間を一方的に糾弾するのは色々なことを棚に上げてしまう気がするのと、相手からの言葉で無駄に自分が傷付いてしまう時があるのでやりとりに安心した。少しドライブをして完全禁煙で健やかな空気の中パスタと珈琲を晩御飯に食べた。その後何となく離れ難くて、コンビニでコーヒーを買って駐車場で車のシートを倒してとりとめもない会話を繰り返した。後ろの席を完全に倒したら車中泊出来そうなほど広くて夏に山にでも行きたいねと話した。カーセックスは恥ずかしくてとても出来ないと思った。

0516
週明け、重い腰を上げて仕事に励んだ。前の日にPCの充電器を忘れて帰っていたので取りに来たついでにランチを出来て嬉しかった。食べ終わってから家まで送り届けてもらい、少し仮眠をしたいと言うので布団を貸したら仕事が終わるまで眠っていて、結局夜ご飯も一緒に食べた。丸3日一緒にいたのは久しぶりだった。どれだけ仲の良い人間でも旅行なんかでしんどさを感じるタイプのため、平気な人間に会えて素直に感動している。 

0518
慣れていない内容の業務が立て込んでいで疲労感を感じた木曜日。流し見していたはたわらワイドのサーヤ回が刺さりまくっていた。森田回も好きで何回か見返していたが、社会人なら誰しも感じるであろう悩みに軽快に答えていて気持ちが軽くなった。自分の中で納得させているつもりのことでも言語化されると潜在的には腹が立っていたんだなと気付けたりして面白い。肩書き気にし過ぎとかキャラは他人から言われて生まれるとか名言多かったので色んな人にすすめたいと思った。個人的に自分の中で一番ヒットだったのは、他人に迷惑かけないんだったら自分の都合の良いように考えていいと言う発言。メンタルヘルスが一番大切なことだと忘れて、無理しそうになる時に特に思い出したい。ミスったら落ち込みを引き摺らないで全部データとして残して2回目はしないように気をつけようと心に留める。また見返したいのでアーカイブが残してあって助かった。夜はパートナーがまた会いに来てくれた。週末会えない分の埋め合わせらしい。特になんとも思ってなかったが健気さが嬉しい。普段選ばない道をドライブをして、時々休憩して話した。6月に友人の結婚式で帰省するらしく、ついでに親に会わないかと提案されて驚いた。そんなことを考えているそぶりを一度も見たことがなく、戸惑いながら了承した。帰り着いてからGoogle検索で両親 挨拶 服装、両親 挨拶 お土産などを調べて眠りについた。

0521/22
歯医者、皮膚科、美容室を詰め込んでメンテナンスデーとした。歯医者に行くときのためと下ろしていた現金を財布に入れ忘れていて、普段カードとpaypayで暮らしている為、困った。受付の人に伝えてから急いで取りに帰って戻ってくると、お昼休みになっていた。食い逃げならぬ、治療逃げをしてしまったと思いつつスマホを見ると充電が切れた。なんで日だと心の小峠が叫ぶ。とりあえずお腹が空いて近くのスタバでアイスコーヒーを頼んで本を読みながら歯医者の午後診療の時間を待った。スマホの充電がないと強制的にデジタルデトックスできて良いかもしれないなとポジティブにこじつけて乗り切る。歯医者が開くと同時に受付に行くと午前のにこやかな女性ではなく無表情の女性が、わかっていますという表現で金額を伝えてくる。謝りながら支払うも、淡々と次の日程を取り決めていてアンドロイドのようだった。今回はこちらが良くなかったのだが、歯医者と眼科の受付の人ガチャ率高い。本人はそんなつもりないのだろうし商品を販売する接客業とは違うのだろうけど対応が悪いと行くのにハードルが上がるので善処して欲しい。スタバの後に行ったせいでよりそう感じたのかもしれない。無事支払いを済ませてトボトボ帰りつつ、レシートを持っていけばもう一杯安く飲めたはずだ、と再びスタバに寄ると人がごった返していて諦めて帰宅した。ゆっくりと湯船に浸かってラジオを聞いたり読書をしたりして眠りにつく。次の日起きて掃除洗濯を済まして皮膚科に行く。赤ら顔でずっと敏感肌気味だったのが落ち着いて次の段階に進んでも良いとの許可が出た。次の段階、というのは美容液等で栄養を与える等である。いくつかおすすめの品をピックアップしてもらいそれらの使い方を聞いて持ち帰る。その後すぐに近くの美容室を予約していたので拙い要望をどうにか伝えた。伸ばしかけている髪が鬱陶しいのでレイヤーを入れてもらい軽くして、オリーブベージュのような春っぽい色にと頼んで想像通りの仕上がりとなった。肌も髪もつるつるで満足したが、このまま帰るのも癪だと、駅を散策して昨日買った本の続きを読んで帰宅した。人との用事がないとすぐに病院か美容室を予約してしまうのは、漠然と自分の身体を労わった達成感で心を満たしたいのだと思う。

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