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キャリアを一言で語れる言葉を探す。自分は「バウンダリー・オブジェクト」という言葉を見つけました。

最近、用語として日本語でも通用するようになってきた「バウンダリー・オブジェクト」。都市開発とかの文脈でもよく見かけますよね。この概念を使うと自分がやっていることや、何にワクワクしてしまうのかを説明しやすいことに気が付きました。


バウンダリー・オブジェクトとは?


chatGPTさんに、説明してもらうと以下のような感じです。

バウンダリーオブジェクトを説明するとき

異なる視点を統合する: 異なるバックグラウンドを持つ人々が共通の問題を理解し、協力するためのツールとして説明されます。
コミュニケーションの促進: グループ間のコミュニケーションを円滑にし、誤解を減らす手段として紹介されます。
協働を可能にする: 異なる知識やスキルを持つチームが効果的に協力するための枠組みとして説明されます。

まとめ

バウンダリーオブジェクトは、異なるバックグラウンドを持つグループが協力する際に、共通の理解を促進するためのツールとして広く利用されます。科学研究、組織論、情報科学、医療、都市計画、ビジネスなど、さまざまな業界や文脈で使用され、コミュニケーションと協力を円滑にする役割を果たしています。

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僕がやっている活動で、手書き地図推進委員会みんなの公園愛護会というものがあります。両方とも、上記のバウンダリーオブジェクトの文脈で説明できます

バウンダリー・オブジェクトとしての「手書き地図」

手書き地図推進委員会でやっている「手書き地図をつくる」というワークショップは、つくる過程でも、作った後に配布された手書き地図としてもバウンダリー・オブジェクトとして機能します。

つくる過程では、昔から住んでいる人から最近引っ越してきた人も、老若男女、誰でも参加できるツールとなります。小学生向けに授業としても行っていますが、小学生が街の人やお店に話を聞いて作った地図や、自分の目線で街を捉え直した地図は、地域の人を笑顔にします。なかには、「街の中のやさしさ」をまとめた手書き地図なんというのもあり、これはお涙ものです。

またできた後に配布されると、外からやってくる観光客や来街者と街の人をつなぐツールとなったり、お店の人とお客さんをつなぐツールとしても機能します。街の中でも、「ここには書いてないけど、こんなこともあるぞ!」と追加情報を寄せてくれる人まで現れます。

バウンダリー・オブジェクトしての「公園ボランティア活動」

もう一つの「公園ボランティア活動」。暮らしのそばにある小さな公園を守り育てているのは、公園ボランティアです。そんな公園ボランティアを、応援・サポートする非営利型一般社団法人「みんなの公園愛護会」を運営しています。

地域の公園はボランティアによって支えられ維持されているということをご存知でしょうか? 各自治体に登録したボランティア団体が、日々の清掃作業をやってくれているおかげで公園が維持されています。

公園ボランティアという仕組みがあるおかげで、地域の人が集まって作業することで交流が生まれています。それこそ、昔からいる人も最近越してきた人も、大人も子供もみんな参加できる仕組みです。そして、自分だけ家族だけのことから一歩踏み出して、地域のこと(公共)に参加できる最初の一歩として貴重な体験になっています。また、今後第二の人生としての居場所を探す時に、公園ボランティアというコミュニティが有効に機能するのではないかと思っています。

なぜ?自分がバウンダリー・オブジェクトに惹かれるのか?

自分のキャリアは、編集者でありメディアプロデューサーです。価値があるのに埋もれているものや過小評価されているものを、その価値を求める人に適切に届けることをやってきました。リクルートでの編集長業務やメディアプロデューサーとしての業務はまさにこれですし、独立してからやってきたクライアントの課題解決もすべてこれだと思っています。

しかし、自分がワクワクする瞬間を言語化したときに「バウンダリー・オブジェクト」としてのメディアと捉えると、上記2つの「手書き地図」と「公園ボランティア活動」以外も、界隈を混ぜ合わせたり、いままで出会わなかったものを交流させる仕組みをつくることが自分の喜びの瞬間なんだと気が付きました。

競争力のある都市の面白さが、異なる人が出会ったり、その背景や文化を体験することで刺激を受けることだとしたら、界隈を混ぜ合わせるバウンダリー・オブジェクトがまだまだ求められるのだと思います。

自分のキャリアの背骨となる言葉を見つける

自分の好きなものを言語化することで、仕事の捉え方や自分のキャリアを俯瞰して語る方法も変わるので備忘録としてまとめてみました。もはや手垢のついた職業名にあてはまらない活動をしている人は多いと思います。だからこそ、自分のキャリアを俯瞰的に語れる言葉を見つけることが重要になってきます。これでやっと地に足がついた感じがします。
みなさんも、自分のワクワクすることを言語化してみてはどうでしょうか?





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