見出し画像

大道芸術館という、官能的で 昭和な所に行ってきた。

押上にある大道芸術館という所に行ってきた。

そこは都築さんという人がコレクションした色々な
昭和レトロなグッズが置かれていた。

ピンク映画ポスターのコピーや、三重にあった
秘宝館で展示された人形、昭和のエロビデオなど
多種多様な性のグッズや昭和の匂いを感じさせる
物が飾ってあった。

色々なグッズがある中で、僕が印象に残ったのが
女性の形をした陶器の置物だ。

これは、一見ただ着物姿の女性が澄ました顔で
虚空を見上げているだけの置物に見えるが、裏を見たら着物の中で性器を自分で弄んだいたり、着物の中には男がいてその女性と性交していたりと、女性の涼しげな表情からは想像も出来ないヤラシイ事が繰り広げられていた。

その他にも色々な官能的なモノが置かれていたが、
大道芸術館を後にした時、頭の中になぜか
この置物が記憶に残った。

なぜ、記憶に残ったのだろう?

少し考えて、僕は答えを自分の中で見つけた。
それは、あの置物に“イヤラシさ”の根源があると感じたからだ。

何もないような顔をしておきながら、
“やることはヤっている”
このヤラシイ事を「隠す」ことで、やらしさが
膨れ上がらせ、エロさが増すと思う。

本当は結ばれてはいけない教師や生徒、付き合っている事が職場にバレると仕事に支障をきたすからと交際を秘密にしている上司と部下、結婚しているから妻や夫にバレないようにする不倫。
その当事者たちは人目を“忍んで”会ったり、
周りの人に関係性を気付かれないように振る舞う。

隠すからこそ2人きりになった時、普通に付き合っている人達より燃えるのではないのか?
背徳心は2人の気持ちを燃え上がらせる薪なんだと
思う。

僕も何度か学校やバイト先で、 
「えっ、あの人たち付き合ってたの?」を経験したことがある。

「思い返せばあの2人、仲良かったなぁ〜」と
思い返す時に僕は同時に“ヤラシイ”を感じるんです。

「あっ、確かあの日2人で締め作業してたな。
もう付き合っていたのなら、締め作業後に裏口の
鍵閉めてバイト先の休憩室で‥キャッ!エッチ!」
みたいな“隠される”事で、普通に付き合っている人達より余計にヤラシイ想像を膨らませてしまう。

そして、「‥クソ〜羨ましいなぁ。俺もみんなに隠れて恋愛してぇなぁ〜」と童貞の僕は悔しがっていた覚えがある。

やはり“隠す”行為をしている当人たちも、
隠されていた周りの人たちをも「ヤラシイ」は
どこか漂うと思う。

だから僕はフラッシュモブが嫌いなのか
あの“オープンさ”に少しもイヤラシさを感じないし
品も感じられない。

隠してなんぼ。
隠すこと事こそ花だと思いました。

気づかせてくれて、ありがとう。
大道芸術館!



おれ、ラジオやってる。


Youtube

https://youtube.com/channel/UClje-FVygQ0qBC8VkylcXxg


Spotify

https://open.spotify.com/show/3rDmfzymUTVBqRqcrLFhH0?si=v-nxKhCxRz6o6UwbecfEOw&utm_source=copy-link


stand fm

https://stand.fm/channels/6302d8ff4c0953984a09f465

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?