2024年3月のまとめ
今年の3月は寒い日々が続きました。月末になって,急に暖かく……というよりも暑くなった感覚です。気候変動が進むと,春と秋がなくなって夏と冬だけになって年間の気温変動が上下に大きくなるのではないかという記事を以前に見かけたことがあるように思うのですが,今年もそれを実感する「春」です。
さて,気を取り直して,今回も2024年3月に投稿してよく読まれた記事を振り返っていきたいと思います。第5位からのランキング形式です。
第5位
第5位は『AIと会話をすると心理的苦痛が好転する?』です。昔から,自動で反応するチャットでカウンセリングを進めることができるのでは?という試みは行われているのですが,大規模言語モデルAIの登場によって,一気に社会の中でも現実化してきそうな勢いです。
第4位
第4位は『噓を許せる人と許せない人の性格の違い』です。噓と一口に言っても,自己中心的で自分だけを守ろうとする噓と,向社会的な噓があって,なかなか複雑です。小さな子どもたちは「正直にしなさい」と言われつつ,「そんなことはっきり言ってはダメ」と,言われてみればとんでもなく矛盾したメッセージの中で成長していきます。そう考えると大人はみんな嘘つき,ともいえちゃいますね。
第3位
第3位は『離婚した女性における自尊感情の役割』です。離婚というのもある種の喪失をともなう出来事で,大きな環境変化を伴います。そして,大きな環境変化は概して大きなストレスをもたらすものです。しかし,研究してみると減少はなかなか複雑だと言えそうです。
第2位
第2位は『国と自分を同一視して周辺国を笑う人』でした。「悪意のあるユーモア」という概念がありますので,gelotophobia(ゲロトフォビア)とかgelotophilia(ゲロトフィリア)とかkatagelasticism(カタゲラスティシズム)というキーワードを覚えておきましょう(?)。
第1位
第1位は『幼少期の予測不可能性がナルシシズムを高める可能性』でした。最近の研究を見ると,この幼少期の混乱や予測不可能性の研究が増えているんじゃないかな,と勝手に思っているところです。将来の予測力がなかなかよさそう,というのが注目される理由でしょうね。
ところで
さて,この4月の初めの時期は出張が多いので,忘れないように久しぶりに投稿の予約をしておこうと思います。うまくできるかな……?どうも,投稿予約をするとX(Twitter)のプロモーション機能を入れることができないようです。少しの期間,リポストで読むことができません。申し訳ありません。
ちなみに見出し画像はこれまでの全期間のアクセス数なのですが,もうすぐ100万アクセスですね。
というわけで,引き続き,4月以降もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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